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コダック・サステナビリティレポート発行
環境負荷低減と印刷の生産効率向上を推進

イーストマン・コダック社は10月14日、環境・社会・ガバナンスの各分野における取り組みと進捗をまとめた「2025年サステナビリティレポート」を発行した。
温室効果ガス(GHG)排出量や取水量の削減、廃棄物の資源化などの成果とともに、環境配慮型の印刷ソリューションや先端材料分野への投資を紹介している。
同社は「One Kodak」「One Planet」「One People」の3本柱を軸にサステナビリティ戦略を展開。環境負荷の低減に加え、製品イノベーション、人材育成、責任あるガバナンスなどを通じ、長期的な価値創造を目指している。
環境面では、2016年を基準としてGHG排出量と取水量を大幅に削減するとともに、高水準の廃棄物資源化率を達成。溶剤回収や無処理版印刷技術など、資源の有効活用と循環型経済につながる取り組みへの投資を継続している。
印刷分野では、「KODAK SONORAプロセスフリープレート」「KODAK PROSPERデジタル印刷技術」、水性インク、「KODAK PRINERGYワークフロー」などの環境配慮型ソリューションを強化。印刷事業者の廃棄物削減や生産効率の向上を支援し、より持続可能な生産体制の構築につなげている。
アドバンスドマテリアル事業では、映画用フィルムの世界的な需要拡大を背景に、製品性能の向上と環境負荷の低減を両立する技術開発、生産能力への投資を進めている。
2025年には「コダック VISION3 カラーネガティブ フィルム」にアンチハレーションアンダーコート(AHU)構造を採用。画質を維持しながら、現像工程で使用する水や薬品、エネルギーの削減を図った。
また、次世代エネルギー貯蔵技術の開発・実用化を支援するため、試作から量産まで対応する電池電極およびプライマー処理箔のコーティングサービスを展開。医薬品分野でも、化学技術とプロセスエンジニアリングの知見を生かし、重要な医薬品原料・中間体の製造を支援する事業を拡大している。
材料科学、化学、精密コーティングで培った専門性を成長市場に展開し、持続可能なものづくりと低炭素社会への移行に貢献する。
ジム・コンティネンザ・エグゼクティブチェアマン兼CEOは「サステナビリティは、コダックのイノベーション、事業活動、お客様への価値提供を支える重要な基盤です」と強調。今回のレポートについて、環境負荷低減と将来に向けた事業基盤強化の進展を示すとともに、継続して取り組むべき課題を明らかにするものと位置付けている。
レポートではこのほか、従業員の安全確保と能力開発、企業倫理、責任あるサプライチェーン管理、環境認証、地域社会への貢献なども紹介している。
