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【JP2022・印刷DX展出展概要】京セラドキュメントソリューションズジャパン

京セラドキュメントソリューションズジャパン株式会社(大阪市中央区、長井孝社長)は、環境性に優れた水性インクジェットを使用したプロダクションプリンター「TASKalfa Pro 15000C」の展示と、京セラ株式会社製の自然光に近似した高演色LED照明「CERAPHIC」を出展する。
印刷業界では、多品種小ロット印刷の流れがある中で、オペレーターの高齢化・属人化、さらに昨年来の材料費・人件費の高騰はとどまることを知らず、印刷業界では生産方式の革新、時短、DXによる工程の見える化への対応が急務となっている。

印刷用の版を必要としないデジタル機へのシフトは有力な選択肢のひとつと言えるが、クライアントとの関係性やさまざまなメディア・用紙への対応など、簡単ではないことも現状である。
そこで、同社では「水性インクジェット技術で印刷業界の進歩発展に貢献する」を出展テーマに、1時間9000枚(A4サイズ)のノンストップ印刷を可能とする安定した高生産性かつ高品質な印刷の実演デモンストレーションを行う。
特にインクジェット方式ならではのオフセット印刷機のような自然な風合い、印刷後の用紙に波打ちが無く後加工までの時間短縮が可能なる運用メリットの提案を行っていく。国内外の導入事例を紹介しながら、水性インクジェット技術を訴求する展示になりそうだ。
また、原価低減というところでは、独自の年間保守方式の効果で少ロットでの受注でも損益分岐が下がるという説明もある。さらに、JP展会場で速度と印刷品質を体験したいという希望者には、印刷データと用紙の事前送付を条件に、実機での印刷検証のデモも行う。詳細は同社HPに掲載される。
「生産性を高めたい」「小ロット・多品種のさまざまな顧客ニーズに対応したい」「初期投資やランニングコストを抑えたい」「地球環境に貢献したい」といった顧客の声に応えるものであり、デジタル機ならではの特長として、必要な時に必要な部数だけ印刷でき、バリアブル印刷に対応しているため、高品質な印刷メディアを効率よく低コストで制作したいという印刷会社にとっては必見の内容になっている。
また、水性インクジェット技術とは別に、京セラグループのシナジーを生かした幅広い製品ラインアップでのソリューション提案のひとつとして、京セラ株式会社が開発した自然光に近似した高演色LED照明「CERAPHIC」も出展する。
「CERAPHIC」は、ブルーライトスパイクのない目に優しい紫励起LED照明である。日本印刷学会制定の色評価用照明規格JSPST-1998にも適合しており、色見台などの色見環境用の照明として、すでに大手印刷会社などでも採用が始まっている。
国内でAAA蛍光灯が生産終了となっている中、この赤(R9)を筆頭にR1~R15まで全ての指標において超高演色な“CERAPHIC”を色見環境の照明として採用することで、色見作業の効率向上や検査品質向上のみならず、省エネ、従業員のウェルネス向上、さらには印刷会社のSDGs推進にも貢献できる製品となっている。
ブース内では、一般的な青励起LED照明と“CERAPHIC”の光の下でのモノ(色)の見え方の違いを実体験できる展示をする。発光原理の違いで本当に見え方が違うのか、ブースに足を運び、ぜひその差を体感したいものだ。

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