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【JP2022・印刷DX展】都インキ

昨今のコロナ禍で抗菌・抗ウイルス関連製品に対するニーズが高まっており、新聞などでも関連製品の記事や広告を目にする機会が増えている。
都インキ株式会社(大阪市鶴見区、原田邦夫社長)では、主に食品包装や衛生関連商品をターゲットとし、臭気抑制効果と抗菌性能を持たせた「におわなインキ 抗菌シリーズ」をすでに製造・販売していたが、そこに防カビ性能および抗ウイルス性能を付与した「におわなインキ クリーンガードシリーズ」を開発し、一般社団法人抗菌製品技術協議会(SIAA)の抗菌・防カビ製品、抗ウイルス製品として登録している。
生活環境と細菌、カビの生存域は非常に近く切り離すことが難しい関係にある。しかしながら「におわなインキ クリーンガードシリーズ」のような抗菌・防カビ性能を付与した製品を使用し、抑制することで不快で不衛生の原因となるカビによる被害を最小限にすることができる。
また、ウイルスに関しても同様で「におわなインキ クリーンガードシリーズ」のような抗ウイルス加工製品を使用することで、ウイルスの数を減少させ、製品を清潔に保つことできる。
また、一般家庭だけでなく、公共の場などの不特定多数の人が集まる場所の快適で衛生的な環境づくりにも役立つこともできる。
顧客が最初に手にする包装紙、パッケージをさらに清潔に安心して触れるために、臭気抑制効果・抗菌効果に加えて、防カビ効果、抗ウイルス性能を付与した製品が「におわなインキ クリーンガードシリーズ」となる。こだわりの製品にはこだわりの印刷インキが採用されることを同社では推奨している。
また、同社は新たな環境対応型インキとしてこのほど、SDGs目標達成に大きく貢献する次世代型印刷用インキとして、廃インキとなる不動インキを再生することによりCO2削減を実現する「サステナブルブラックインク」(特許出願済)と、持続可能な自然由来のバイオマス原料を配合した「サステナブルインク」を開発した。
「サステナブルブラックインク」は、産業廃棄物として処理されている不動インキを回収し、リユースする環境に配慮したもの。資源を再利用する印刷用インキとして開発されている。
「サステナブルブラックインク」を活用することにより、インキ1トン当たりCO2排出量が約2・17トン削減できると見込んでおり、インキを繰り返しリサイクルして使用することによってインキの廃棄ゼロを目指している。
世界規模で環境問題への対応が課題とされる環境下にあって廃インキは捨ててしまえば産業廃棄物となるが、リサイクルすれば持続可能社会に貢献する資源となる。
マーケットがシュリンクする中、印刷会社にとって環境にやさしい印刷物をお客様に提供することで差別化が図れるものだと確信している。
また、「サステナブルブラックインク」を活用することによってSDGsの項目にある⑫「つくる責任つかう責任」で持続可能な生産消費形態を確保することができるとともに⑬「気候変動に具体的な対策を」では、気候変動およびその影響を軽減するための対策を講じることができるようになる。
一方、持続可能な自然由来のバイオマス原料を配合した新製品の「サステナブルインク」は、自然由来の原料の含有率を極限まで引き上げたインキとなっている。
近年、環境問題で盛んに言われていることのひとつに、石油由来の原材料使用を避け、自然由来のバイオマスを積極的に使うことが挙げられる。
印刷業界においても自然由来のバイオマスを使った資材が望まれる中で「サステナブルインク」はニーズに応える製品となっている。

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