【JP2022・印刷DX展出展概要】リコージャパン

「自社の進むべき道が分からない」といった悩みを抱える印刷会社も少なくない。
活字離れやWebの隆盛、企業の紙媒体の販促費削減による印刷量の漸減。コロナ禍によるイベントの中止やさらなる販促費削減。印刷業界が直面してきた受注量の減少は社会情勢の変化により、さらに加速してきている。
紙の受注量が減った今、印刷会社は事業継続のために新たな事業への挑戦や業務効率化、経費削減を模索している。
「JP2022・印刷DX展」のリコージャパン株式会社のブースでは、印刷会社の強みを生かした業態変革や、リコーという製造業のノウハウを生かした生産効率化による事業のDXを提案する。
リコーブースが示す四つの色。赤・青・緑・黄に分けたそれぞれの色は、印刷会社が今後どのような事業変革を目指すのか、その方向を指し示すものである。

赤色は、紙だけでなく動画やWebを駆使し、適切な媒体で販売促進提案ができる会社を示す。企画や制作、SPに強い印刷会社を目指すということになる。
青色は、紙×デジタルによってマーケティング提案を実現する会社。バリアブル印刷やアクセス解析など、Webマーケティングと紙を融合できる提案力のある印刷会社を目指すということになる。
緑色は、新商材の開発やWebを使った新規市場の開拓を行う会社。特殊な素材や布、建材など、さまざまな商材を開発できる職人気質な会社となる。
黄色は、印刷現場の工程を標準化・省力化・自動化していくことで生産性を改善し、利益を向上させる会社。RPAやAPI連携などのソフトウェアによるタッチポイントの削減や、AGV、加工設備インライン化などの装置を検討することになる。
リコー、そしてリコージャパンは、生産現場を日々改善し続けてきたプリンターメーカー＝製造業でありながら、事業会社へプロモーションのための装置やアプリを提案する販売会社でもある。そのノウハウを活用し、印刷会社の持つ強みと掛け合わせることで、４つの色に分類される未来を共に歩んでいけると考えている。
リコーブースでは印刷会社の目指すべき方向性や未来について考える場となる。