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「堺 アルフォンス・ミュシャ館」に小森コーポレーションの草創期に作られた石版印刷機が展示される

チェコの芸術家アルフォンス・ミュシャの作品を所蔵する大阪府堺市の美術館「堺 アルフォンス・ミュシャ館」に株式会社小森コーポレーション(以下KOMORI)の草創期に作られた石版印刷機が展示された。
この石版印刷機は、大阪府立今宮工科高等学校がリトグラフの実習用に所有していたものであり、今回同館へ寄贈された。納入は昭和42年(1967年)に遡り、2005年頃まで印刷工業科の授業で実際に使われた。
印刷機のプレートには「小森印刷機械製作所」との表記があり、 会社の系譜から昭和8年頃に製造されたものと推測されている。2023年のKOMORI創立100周年を目前に同社では、会社の原点ともいうべき希少性のある石版印刷機が同館に納められたことに、歴史と縁を感じている。
ミュシャが有名になったポスター作品や室内を彩る装飾パネルのすべてはリトグラフで制作された作品となっている。同館では現在、リトグラフの印刷方法の動画ガイダンスなどを行っている。ミュシャの美しい芸術作品とともに、美術印刷の歴史上も重要な役割を果たしたとも言える石版印刷機に注目が集まっている。
https://mucha.sakai-bunshin.com/

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