ムサシ・回転式テーブル搭載のレーザー加工機「INFINITY」を発売

株式会社ムサシ 株式会社ムサシ（東京都中央区）は、２つの加工テーブルを回転させることで連続加工を可能にし、作業効率を向上させる回転式テーブルを搭載したレーザー加工機「INFINITY」シリ ーズ（Sei LASER 社製、総販売元はコムネット株式会社）を印刷・加工会社やブランドオーナー に向けて一次販売店として、8 月 8 日に販売を開始する。
また、同社平和島ショールーム（東京都大田区）に国内初のショールーム機として最上位モデルを設置し、実演することで販売を強化していく。
レーザー加工機は、高密度のレーザー光を照射し、さまざまな素材に繊細なカッティングや彫刻を施すことができる。同社では2015 年からレーザー加工機を取り扱い、商品の差 別化を提案してきた。
その中で、高速処理が特長のガルバノ方式レーザー加工機は、連続作業時に素材のピックアップや次の加工の準備をテーブル上の加工が終わるまで待たなくてはならず、ダウンタイム削減が課題となっていた。
今回、同社が販売を開始するレーザーヘッドが固定型で、レーザー光を可動ミラーに反射させ、ミラーの向きを細かく瞬時に変えてレー ザー照射する方式のレーザー加工機「INFINITY」シリーズは、２つの加工テーブルを回転させることにより、交互に加工ができる回転式テーブルを標準搭載しているもの。１つのテーブルでレーザー加工を行っている間に、もう１つのテーブルでは次の準備をすることができ、作業の 効率化に大きく貢献するものとなっている。
特に、加工品のピックアップや材料のセットアップに時間がかかる商品や短時間で加工が完了し入れ替え作業が多く発生する商品を製造する場合の大幅な作業の効率化と総合的なスピードアップが実現する。
「INFINITY」シリーズは、加工エリアの異なる３つのモデル「3350」「5070」「7070」のラインアップで最大ワークエリアを持つ「7070」では 700×700㎜の加工が可能となる。また、高出力でシャープな切り口を実現するハイスペックレーザーヘッド「I-SCAN」を搭載しているため、 大ワークエリアでも世界屈指の加工精度を誇る。
同社は、「INFINITY」シリーズでレーザー加工における作業の効率化を全国の印刷・加工 会社、ブランドオーナー等に向けて提案していく。