NEWS

ニュース

リョービMHIグラフックテクノロジー・「RMGTコンソーシアム」をキックオフ

リョービMHIグラフィックテクノロジー株式会社(広川勝士社長、以下RMGT)は9月22日、「RMGTコンソーシアム(Consortiumfor Sustainable Printing Industry、略称:CSPI)」キックオフに関する記者発表を東京都千代田区のエッサム神田ホールで開催した。
今回発足されたCSPIでは、印刷会社をはじめ、印刷資材、印刷機器、周辺装置などに携わるさまざまな企業の垣根を超えた連携による共創で、印刷業界に新たな価値の提供を目指す。
そして、印刷会社を中心とする印刷業界がサスティナブルな成長を続けるために参加企業が「これからも社会にとって必要とされる会社」となることを目指していく。
開会に先立ちあいさつした広川社長は「印刷業界を取り巻く環境は、情報のデジタル化や紙離れなどによって生産高が年々少しずつ減少している。昨今では原材料費の高騰、小ロット化による生産性の伸び悩み、労働力確保の難しさなど、課題が山積しているが、印刷はこれからのも絶対必要なものである。
社会にとって印刷はなくてはならないものであることから、永続的に続けて発展させていくことが、この業界に関わっている私たちの使命であり、存在意義でもある。
これまでにも各企業で努力されてきたが、今後も大きな変革が求められる印刷業界の中で一企業だけでできることには限界がある。そうした中で各社の技術・経験・知恵あるいは汗を結集して印刷業界の発展のために頑張っていく必要があると考え、コンソーシアムを立ち上げることを決めた」と経緯を説明した。
さらに、同氏は8月24日に逝去した京セラの創業者であり、名誉会長の稲盛和夫氏の名言のひとつである「利他の心」を例えに挙げ、「自分のことを置いておき、他人のためになることが経営判断と大切なことであると考えている。
私たちが今後も継続して印刷業界の中でビジネスをしていくには、印刷業界が元気でなければいれない。皆さん力を結集し、印刷業界を盛り上げていった結果、それぞれもビジネスがうまくいき、やりがいも出てくる。それを次の若い世代にバトンタッチしていくことを目指していきたい」と決意を示した。
キックオフミーティング参加企業としてMIS(経営情報システム)2社、プリプレス7社、プレス1社、ポストプレス11社、印刷資材3社、異業種7社が参加。
今後は工程間連携、自動化・省力化、保全、環境のカテゴリーに分けてさまざまな課題解決に向けて連携を図っていく。

ページの先頭へ戻る