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【2022年 年頭所感】京都府印刷工業組合・笹原あき彦理事長

京都府印刷工業組合
理事長 笹原 あき彦

あけましておめでとうございます。組合員・パートナーシップ会員の皆様におかれましては、健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。旧年中は組合活動にお力添えいただき誠にありがとうございました。本年も何卒変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
昨年は新型コロナウイルスの第5波により、私たちは組合活動において再び大きな影響を受けましたが、この波を乗り越えながら多くの事業を展開できましたのも、すべての組合員様・パートナーシップ会員様のご協力の賜であり、心から感謝を申し上げます。今しばらく収束のつかぬ新型コロナウイルスに対し、組合では感染予防対策を常に採り入れて、万全を期して諸活動に取り組む所存でございます。
さて、全印工連によりますと、1年半におよぶコロナ禍が印刷産業へ与えた影響は大きく、組合員の売上高は平均3割減になったと言います。
コロナ禍以前の動向調査で2025年には印刷産業の年間出荷額が4兆円を下回ると推定していましたが、すでに現在がその状況になっていると予測され、実に3年も早くにその時代が来ているとしています。
しかし、どんなに厳しい状況がこの先にあるとしても、印刷産業が「HAPPY Industry 人びとの暮らしを彩り幸せを創る印刷産業」となることを全印工連が目指す通りに、私たち京都でもそうありたいと切に願っております。
そのためには、IoTを活用した「収益の見える化」の促進をはじめ、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進を図り、各社の特色を磨くことによる収益性の向上を確保するとともに、「幸せな働き方改革」の推進による人材確保と育成による印刷産業の構造改革をさらに前進させていき、組合員皆様それぞれの「業態変革」のヒントとなる諸事業を展開して参りますので、ぜひご活用いただければ幸いに存じます。
また、本年は1年延期となった「組合創始130年記念式典」を開催します。withコロナという制約のなかでの運営ではございますが、大会の成功を願うとともに力強く印刷産業の未来を開き築いていきたく存じます
2022年は壬寅の年となります。壬は厳冬、静謐の意味を持ち、植物で言えば種の状態。寅は種から発芽した植物が勢いよく伸びる状態をさすそうですので、今年こそ厳しい時代を乗り越え、新芽がぐんぐん伸びていくような勢いが復活された年となりますことを大いに期待致します。
組合員・パートナーシップ会員の皆様にとりまして、本年が健やかで幸多き1年でありますよう心からご祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

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