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【2022年 年頭所感】兵庫県印刷工業組合・武部健也理事長

兵庫県印刷工業組合
理事長 武部 健也

新年あけましておめでとうございます。
令和4年、新しい年が始まりました。皆様方におかれましては、健やかな新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。
また、日頃より兵庫県印刷工業組合の運営並びに事業活動にご理解とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。
さて、ここ2年間にわって世界で猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症は、日本においては現在のところ小康状態となり、社会・経済活動も平常に戻りつつあります。
感染症の終息までは、まだまだ油断はできませんが、元気な日本を取り戻す新年となりますことを祈念するものです。
コロナ禍において経営上の貴重な経験となったひとつは、感染予防のために多くの企業が導入したテレワークや情報通信技術の活用ではないでしょうか。日本の1人当たり労働生産性は、世界の主要国の中で大きく劣る(日本生産性本部が発表した令和元年の日本の1人当たり労働生産性は、OECD加盟37カ国中26位)と言われて久しいですが、その原因のひとつが、働き方改革や情報通信技術の活用が遅れていたからだと考えます。
つきましては、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」のではなく、コロナ禍で取り組んだ危機管理を今後の経営に生かし、「災い転じて福となす」としていただくことを期待致します。
一方、兵庫県印刷工業組合では、昨年の9月に兵庫労働局から「働き方改革推進支援助成金」の交付決定をいただきました。これは、組合員企業の労働条件改善のために、時間外労働や賃金などの設定改善に向けて環境を整備する助成金です。
具体的に取り組む事業は次の4つで、②以下については本年3月頃報告致します。
①働き方改革につながるセミナーの開催
②労働条件等の実態調査
③若年層に印刷業界をアピールする小冊子と動画の作成
④組合員が保有する設備や資材在庫などの情報を共有できるプラットフォームのシステム開発
これらの事業の成果が組合員企業の働き方改革および次代を担う人材の確保と育成に役立つ内容となるよう、担当役員一同は現在全力で取り組んでおりますのでご期待ください。
本年も兵庫県印刷工業組合へのご支援をお願い申し上げますとともに、皆様方にとって明るく素晴らしい1年になることを祈念致しまして年頭のご挨拶とさせていただきます。

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