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【IGAS2022出展情報】ジェイエンタープライズ・3つの新たな事業展開を発表へ
2001年3月の創業以来、20年以上にわたって中古印刷関連機器を全国無料査定し、現金で高価買い取りを行っている株式会社ジェイエンタープライズ(東京都世田谷区、パラケル・スニッシュ社長)では、「IGAS2022」に出展し、3つの新たな事業展開を来場者に紹介する。
近年、SDGsへの取り組みや、途上国を中心に印刷物の需要が高まる環境下にあって、日本の印刷業界はアナログからデジタルへと移行しつつあり、そうした時代の流れと連動して印刷関連機器の世代交代が進むとともに、中古印刷関連機器の需要も高まりつつある。
中古印刷関連機器の高価買取と輸出に関する全ての業務を主事業としているジェイエンタープライズでは、「誠意と真心を込めて大切に」を企業理念に掲げ、今日までに蓄積してきたノウハウと実績を生かし、搬入据え付け・仕入れから搬出・通関業務を経て海外に輸出を行っているほか、希望者にはメンテナンスまでを請け負う体制を整えている。
同社では、中古印刷関連機器の総合商社としては国内最大級の1000坪を超える自社倉庫を埼玉県内に所有しており、ユーザーから預かった印刷関連機器を大切に保管・管理し、資源の有効活用に寄与するためにSDGsへの取り組みに最大限の努力を行っている。
こうした取り組みが功を奏し、今日までに同社ではインド・中国・台湾・韓国といったアジア圏をはじめ、欧米や南アメリカの諸国まで、世界30カ国以上に日本で大切に使われてきた印刷関連機器がまた活躍できる場所を与えている。
前述の通り、中古印刷関連機器の高価現金買取で定評のある同社では11月24日から開催される「IGAS2022」において、2021年より準備を進めてきた3つの新たな事業展開について詳細を発表する。
ひとつ目は、これまで国内で買い取りを行った印刷関連機器のほぼ全てを海外に輸出してきた同社ではあるが、印刷業界を取り巻く環境が厳しさを増す環境下にあって、「設備進化を進めたいと考えているが、すぐに新台を買うことは不安があるため、まずは中古機から始めたいので仲介してほしい」といった要望が数多く寄せられるようになってきたため、国内での中古印刷関連機器の販売を開始することを決めた。
最近では同社に新中古といった機械が入ってくるようになってきた。新中古とは、中古機械ではあるが使用頻度が少なく、見た目も綺麗で状態が良い物をいう。
そういったほぼ新台のような機械を何台も所有することが増えてきたことから同社では、国内販売にも力を入れている。「設備導入をしたいが、新台ではなく、手を出しやすい新中古機械がほしいという方は是非とも弊社にご連絡ください」と同社では示している。
2つ目には、1000坪以上ある自社倉庫にさらに多くの機器が保管できるよう新たに2階部分を増築させた同社では、倉庫内にライブカメラを設置して遠隔地からでも、いつでも探している機器がパソコンの画面上で閲覧できる体制を整えたことにより、現地まで行かなくても必要な情報が収集できるようにした。
このほかにも、同社ホームページには最新の在庫状況がひと目で分かるようにするなど、ユーザー目線での対応を図るとともに、関東までの搬出費用がかさむことへの対策として、関西地区にも倉庫を確保し、搬送費用を軽減する体制を整えつつある。
さらに、3つ目の新たな事業展開としては、印刷関連の周辺機器販売貸し出しサービスを開始した。
同サービスは、角丸機・貼り機・コンプレッサー・計数機・ラベル関連機器などの中古関連機器を半年間にわたって貸し出しを行い、生産ラインに上手くフィットすると見込めるものと判断できれば購入できるといった内容となっている。
「印刷物の付加価値を創造するための周辺機器を導入したいが、本当に受注に結び付くか不安がある」といったユーザーに対して、不安を取り除くサービスとして注目を集めている。
同社営業部長として東奔西走しているパラケル・スジェイ氏は「コロナ禍にあって印刷業界の皆様も新たなサービスを提供しなければ受注が増えにくい状況にあります。当社はこれまで中古印刷関連機器を買い取り、輸出することを事業の柱としてきましたが、モノ売りからコト売りへの転換を図るため、3つの新たなサービスを提供することを決めました。
新しいことに挑戦することは難しいことですが、お客様に寄り添いながら、お互いの商売が繁盛できるように考えていきます。その一環として、投資がしづらい環境下にあってテストができるサービスとして中古印刷関連機器の国内販売と周辺機器の貸し出しサービスや、新中古機械の国内販売を開始しました。『こんなことをメーカーや代理店には聞けない』といった案件でも、当社の倉庫にはいろんな機器があり、最適化を試すことができます。また、不要になった中古印刷機械・産業機械・関連機器があれば、全国どこでも無料で査定を行っていますので、お気軽にご連絡をいただければ幸いです」と語っている。