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【IGAS2022出展情報】JSPIRITS・他社ワークフローシステム連携機能によりDX化を推進
印刷工程におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)への変革を進める中で中核となるのがMIS(経営情報システム)であり、生産効率の向上を図り、収益を拡大していくためには関連するシステムの導入が不可欠となってきた。
印刷業/紙卸商専門ITパートナーである株式会社JSPIRITS(東京都千代田区、地代所伸治社長)では、1997年に印刷工程管理システム「PrintSapiens(プリントサピエンス)」をリリースして以降、顧客から寄せられる数々の要望や課題を真摯に受け止め、最新のITを駆使してシステムの機能拡張と新規アプリケーションを開発し、市場に投入してきた。
同社では、11月24日から5日間、東京ビッグサイトで開催される「IGAS2022」に出展し、新たな機能として「見える化ダッシュボード」「電子請求書発行」をはじめ、他社ワークフローシステム連携機能によりDX化を推進するとともに、印刷会社の各部署の業務プロセスの改善の最適化によるスマートファクトリーやDXの実現に向けた提案を来場者に行う。
さらに、「IGASで2022」では、新た機能とした配送ルートを素早く計画する「AI-Stream QuickPlan」が加わり、物流DXのトータルソリューションも初披露する。
すべてのデータを一元管理するMISに成長
同社では、「PrintSapiens」の理念である「印刷会社にために」をモットーに掲げ、今日までに導入された全国の印刷会社の英知を結集して個別原価管理やMQ会計にも対応し、MISの基本となる機能を装備してきた。
その後、生産性向上のためのJDFに取り組んで他のワークフローシステムとの連携機能の礎を築き、見積りから受注・売掛・発注・買掛・在庫・原価・工程管理まで、すべてのデータを一元管理できる印刷会社向けのMISへと「PrintSapiens」を成長させた。
現在はリコートータルフロー「BatchBuilder」やホリゾン製本ワークフローシステム「iCE LiNK」との連携を図り、さらなる自動化、省力化を進めている。今後も他のワークフローシステムとの連携も進めていく。
新機能の配送ルート計画を初披露へ
前述の通り、同社は常に一歩、二歩先を見据えて新規アプリケーションの開発および既存機能の拡張に取り組んでおり、その成果は数々の展示会やユーザ会などで紹介するだけでなく、実際に顧客に利用され、評価を開発にフィードバックして、より使いやすいシステムへとブラッシュアップしている。
これらの実績をもとに同社は、「IGAS2022」において、「PrintSapiens」の新機能として、これまでベテランの経験値に依存していた配送ルート計画を素早く計画し最適化する「AI-Stream QuickPlan」(富士電機ITソリューション株式会社製)を初披露する。
物流DXのトータルソリューションを提案する「AI-Stream QuickPlan」は、AIルート最適化プランニングエンジンにより、「いつでも」「誰でも」「最適なルートを」「最適な車両台数で」「素早く」計画できるもの。
AIを利用し、最適な巡回ルートを立案するクラウドサービスであり、動体管理機能による配送状況の可視化を実現するため、訪問先が多数でも最適ルートを計画することが可能となる(同時訪問ID活用)。
顧客の業務要件を考慮した巡回ルートの最適化が行え、圧倒的なルート立案速度によって計画業務の負荷軽減が行える。管理者はパソコン、ドライバーはスマホアプリでのサービスを提供している。
主な特長は次の通り。
【配送計画】
▽配送計画情報
出発帰着地点の指定、訪問先の指定、ドライバーの指定
▽計画オプション
勤務時間の考慮、休憩時間の考慮、複数人で訪問を分担、荷量の考慮、ルート編集機能
【計画に沿った配送ナビ】
▽配送スケジュール
担当の配送先スケジュール表示、走行経路の確認、配送経路のナビ表示
【配送先状況の見える化】
▽動態管理
ドライバーの位置情報を表示、配送先の実績入力・表示
【納品先情報の共有】
▽納品先詳細情報
画像情報登録・更新
▽受注から積み込みといった前工程、納品から請求の後工程の業務効率化を同時に提案している。