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【2023年・年頭所感】近畿印刷産業機材協同組合・木田庄一郎理事長

 あけましておめでとうございます。
 さて、昨年はサッカーや野球などにおいて日本選手の歴史的快挙が日本中を沸かせるなど、スポーツの面ではたくさんの勇気をもらえる出来事が次々と起こり日本に活気をもたらせてくれました。
しかし、新型コロナウイルス拡大は押し寄せる波のごとく何度も起こり、過去の感染者が諸外国に比べて少なかったことなども影響し、一時は世界一の1日感染者数を記録するなど日本中が振り回された1年でもあったと思います。
 また、世界的には2月24日に開始されたロシアによるウクライナ侵攻は1年を通して世界中に影を落とし、エネルギー供給、穀物生産・輸送、各種工業製品の供給、特に半導体を中心とした電子部品の不足はコロナ禍で生産がダウンしていた自動車産業などの回復を大きく阻害する要因となっています。
私どもの組合も機械メーカーが多数所属しており、この部品不足により完成品とならずに納入できない、次の納品時期を明示できないなど営業的に相当困難な状態の組合員も多く、それ以外にも当然完成品にならず、半製品の状態で置いておかざるを得ないものが多くなり、在庫面でも会計面でも企業経営を圧迫する大きな問題となっております。政府には何とかこの事態の打開を図る新しい政策を期待したいものです。
 今年の干支は、十干が癸(みずのと)、十二支が卯(う・ウサギ)の癸卯(みずのとう)です。
陰陽五行説では、「癸」は雨や露、霧など静かで温かい大地を潤す恵みの水、つまり水の陰のエネルギーを表し、「卯」は木の陰のエネルギーを表すそうです。
「癸」は十干最後の10番目にあたることから生命の終わりを意味するとともに、次の新たな生命が成長し始めている状態を意味しているようです。
「卯」は穏やかなウサギの様子から安全、温和の意味があり、またウサギのように跳ね上がるという意味があり、卯年は何かを開始するのに縁起が良く、希望があふれ、景気回復、好転する良い年となると言われています。
昨年11月に東京ビッグサイトで開催されました「IGAS2022」は規模こそ縮小されましたが、コロナ禍で実際の展示を見たいという欲求が強まったお客様で会場は大いに盛り上がっておりましたし、実際の商談につながるような見学者もコロナ禍前に比べて非常に多かった印象を受けています。
昨年末には飲み薬が発売されるなどこのコロナ禍の局面打開に有効な良い情報も届いておりますので、IGASの勢いを維持して今年はわれわれもウサギのように大きく飛び跳ねたいと思っています。
 最後になりましたが、令和5年が皆様方にとりまして良き年となりますよう祈念致しますとともに、本年も当協同組合に対しまして変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げ、年頭のごあいさつと致します。

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