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OGS・新年互礼会を開催
大阪府グラフィックサービス協同組合(OGS、岡達也理事長)主催による「令和5年新年互礼会」が1月12日、大阪市北区のウェスティンホテル大阪で開催された。
開会に先立ちあいさつした岡理事長は「諸材料の値上げで昨年は用紙の値上げが3回あり、コロナ前と比べて1.5倍の価格となる一方で、売上高は平均で3割減の状況になり、今後もこ状況が続くと思われる」と2022年の印刷業界の動向を振り返った。
また、同氏は昨年に大阪府印刷工業組合の浦久保康裕理事長とともに、大阪府の吉村洋文知事と対談し、大阪府内の印刷産業がコロナやデジタル化の進展の影響を受けていることに対して意見交換したことについて触れた。
そのうえで同氏は「大阪は何かあれば安い方が良いという風潮があるが、今年は正当な価格転嫁が必要になる。もうひとつは、印刷は昔から人々の生活になくてはならないと言われてきたが、テクノロジーの進化と社会の変化によって人々の便利の定義が変わってきた。
今までのように綺麗なものを大量に作ることに留まるのではなく、便利の定義をアップデートし、より印刷をサービス化させていくことが重要になる。お客様とコミュニケーションを図り、サービスを高付加価値化していけばまだまだ成長できると思う。2023年は何らかの変革を迫られる年であり、より変革の年になると思われるので皆さんと情報交換を図っていきたい」と述べた。
来賓を代表して一般社団法人日本グラフィックサービス工業会理事・近畿地方協議会会長の松下忠氏が祝辞を述べ、大阪府印刷工業組合の山本素之副理事長の発声で乾杯した。
宴たけなわの頃、大阪府グラフィックサービス協同組合賛助会の古門慶造会長の中締めで散会した。