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近畿地区印刷協議会・令和4年度例会で直面する業界の課題を協議
近畿地区印刷協議会(武部健也会長)は2月24日、京都市下京区のホテルグランヴィア京都において「令和4年度例会」を開催。近畿地区7工組の役員・事務局から55人が出席したほか、全印工連から瀬田章弘副会長、小島武也常務理事、長島文雄事務局次長が参加し、業界が直面する課題について協議した。
全体会議では、開催工組を代表して笹原あき彦理事長(京都工組理事長)が歓迎のことばを述べた後、武部会長(兵庫工組理事長)が「印刷業界を取り巻く環境は厳しさが増しており、それぞれの地域や企業においていろいろな課題を抱えているが、フェイストゥフェイスで課題解決に向けて協議していきたい」とあいさつした。
議題では、令和5年度例会を滋賀工組の担当において開催することを決めた。
この後、瀬田副会長が「DXによる価値創出について」をテーマに掲げ、全印工連が組合員同士の生産連携と高効率化を図るために構築を進めてきたDXプラットフォームシステム「DX―PLAT」の運用によるメリットなどについて説明。
生産設備の稼働率向上と最適化、高度な品質や仕様、納期などを求められる仕事のコスト低減、受注業務や生産管理業務の合理化、そして最後がそれらによる新たな価値創出の実現を目指すためのシステムであることを紹介した。
そのうえで、同システムを活用することで多くの取引データが蓄積され、このデータを分析することで新たな価値を発見し、企画・開発やサービス向上につなげることができるようにもなるため、自社のビジョンとミッションをしっかり据えた上でDXを進めていく必要があることを参加者に呼びかけた。
このほかにも、今回の例会では経営革新マーケティング、環境労務、組織共済、教育研修、官公需対策の5つの分科会に分かれ、業界が直面する課題について協議した。