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凸版印刷・自治体ポータルサービス「クラシラセル」に機能追加
自治体カードのペーパーレス化、住民からの発信、他媒体掲載情報の自動集約の3機能を追加して、住民生活の利便性を向上
凸版印刷株式会社は、 「自治体ポータルアプリ」の作成サポートASPサービス「クラシラセル」を3月より販売している。
同サービスでは、 自治体が発信する生活関連情報を、一人ひとりの住民向けにパーソナライズしてスマートフォンに配信することができる。
このほど、①図書館利用カードなどのデジタル化②住民の声をレポートしたりアンケート形式で意見集約をしたりする機能③SNSなど他媒体で配信したコンテンツの自動集約の3機能を追加実装し、4月14日から提供を開始した
■バージョンアップの背景
自治体の取り組みの一環として、さまざまな情報を住民のスマートフォンに配信する「自治体ポータルアプリ」が注目されているが、自治体からの情報を一方通行に発信しているだけでは継続的に利用してもらえず、ポータルアプリの利用率が上がりにくくなっている。
アプリを日常的に利用してもらうためには、発信だけでなく、住民からの声を取り入れて住民生活を便利にする機能が求められる。
同社はこのほど、「クラシラセル」を既に導入している自治体の住民や職員の声をもとに、より使いやすいアプリを目指しアップデートを図った。
今後の目標として同社は、「クラシラセル」を皮切りに、関連サービスを組み合わせることで自治体サービス全体を包括する「デジタル空間上のコンシェルジュ」となるべく、さらなるサービスの開発を進めていく。2028年度までに、「クラシラセル」を中心とした自治体サービス関連事業で約10億円の売上を目指す。