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【JP2023・印刷DX展】コスモテック

株式コスモテック(京都市伏見区、永井尚雄社長)は、「JP2023・印刷DX展」に出展し、ハイプレッシャー加湿器、ケミカルフリー型湿し水冷却循環装置などを紹介する。

電源100V、消費電力110Wの大容量ポータブル加湿器

ハイプレッシャー加湿器「いつも」は、本体と一体化された4つのノズルが上下左右45度以上に変更が可能で、360度全方位に噴霧できる。1時間当たり6ℓのパワフル加湿で最大200㎡の広範囲な加湿が可能。電源は100V、消費電力は約110Wで、1日フルで使用しても電気代は約29円という省エネ性能を実現している。

同装置は、噴霧の運転・停止の間隔を1秒単位で自由に設定できるため、必要最低限のエネルギー消費で最適な湿度を保つ。印刷機のフィーダー部やデリバリー部周りへのスポット加湿としても最適な装置となっている。

一方、ハイプレッシャー加湿器「ウルオス」は、エアーコンプレッサーを使用しない高圧ポンプ方式のため、驚くほど少ない消費電力で加湿が可能となる。1時間当たり最大50ℓの噴霧ができ、より広範囲の加湿が行える。

消費電力は約1・5㎾、1ℓ/時の加湿にかかる電力量が電熱蒸気式の約100分の1という驚くほどの省電力を実現している。

純水装置内蔵型もラインナップされており、より高精度な空間加湿にも対応している。高圧ポンプによる微細な噴霧は、印刷・製本工場、紙製品の保管倉庫、その他環境製品としての多様な業種にも採用されている。

ナインナップは、加湿能力50ℓ/時の「UruOs(ウルオス)50/純水仕様50RO」、より大容量の加湿にはデンマーク製のMLシステム(最大2000ℓ/時)を揃えている。

高圧で微細な噴霧は、給水元から加圧ポンプ・噴霧ノズルまで直結の完全密閉式のためゴミやホコリ、紙粉、パウダーなどの侵入がゼロとなり、衛生面においても非常に高いレベルをクリアにしている。

薬剤コストとインキ使用量を削減する湿し水冷却循環装置

「TOP−ONE CFG」は、3つの高性能ユニットを搭載したケミカルフリー型の湿し水冷却循環装置。特殊フィルターユニットで汚れを除去し、クラスターボックスユニットで水を細分化、UVランプユニットで殺菌を行い、常に最適な湿し水を印刷機に供給する。

同製品で生成された湿し水は、印刷機への水上げ量を絞ることができ、結果としてインキも絞ることが可能になる。納入台数も100台を突破し、インキ削減量も同社計測平均値で15%を達成している。

水、インキが絞れることは、品質、生産性の安定にも直結するため、起因するトラブルも削減できる。枚葉印刷用とオフ輪用の2種類が用意されているが、オフ輪機ではインキ使用量の削減効果が顕著に表れるため、特にオフ輪業界への導入が進んでいる。希望に応じて貸し出しテストにも対応している。

その他製品として「コスモクリーンCC―1」は、ローラー冷却水の腐食による汚れをフィルター除去し、冷却水の交換頻度を低減、印刷機の保守メンテナンス性向上に寄与する装置となっている

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