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大日本印刷と愛媛大学 養殖魚のエサとなる昆虫の自動飼育装置の開発を開始

大日本印刷株式会社(以下:DNP)と、国立大学法人愛媛大学(大学長:仁科弘重氏)は、タイなど養殖魚の飼料(餌)に必要なタンパク質(プロテイン)源として、昆虫のミールワームの飼育工程の自動化・効率化を目的とした共同研究を開始した。
ミールワームは養殖魚などのプロテイン源として栄養価が高く、雑食性で繁殖能力も高いことから、サステナブル(持続可能)な食料供給に向けた課題解決策のひとつとして期待されている。両者は今後、ミールワームの自動飼育装置を開発し、国内生産性の向上を通じて食のバリューチェーンを支え、食料不足という社会課題の解決に取り組んでいく。
今後の展開として両者は、愛媛大学に新設した実験室で育てたミールワームをプロテイン源として養殖魚に与えて、従来の飼料と比較した魚の成長速度や免疫力を調べる実験を行う予定。
また、ミールワームの自動飼育装置を開発し、2024年3月を目標に、ラボの規模の施設の建設を目指す。将来的には、昆虫プロテインとしてのミールワーム飼育工場を立ち上げ、養殖魚の飼料として年間100トンのミールワーム粉末を水産養殖市場に提供していく。

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