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大日本印刷・バーチャルプロダクション向け3DCGデータの提供を開始

大日本印刷株式会社(以下:DNP)は9月3日、映像制作会社等に向けて地域の文化資源を活用したバーチャルプロダクション用の高精細3次元コンピューターグラフィックス(3DCG)データの提供を開始することを発表した。
DNPは2021年からリアルとバーチャルの空間を融合する「XR(Extended Reality)」の技術を活かし、新しい体験と経済圏を創出する「XRコミュニケーション事業」を展開しており、今回、「神田明神(東京都)」「世界遺産 仁和寺 国宝『金堂』(京都府 以下:仁和寺「金堂」)」を高精細3DCGデータで制作した。
外観を忠実に再現するため、歴史ある建築物ならではの外壁や木材の質感、屋根の勾配や曲線、また、それらが醸し出す自然な陰影の表現力が特徴となっている。
9月4日(月)に、「神田明神」を、ソニーピーシーエル株式会社(代表取締役執行役員社長:中村英明氏)が運用するデジタル背景のライブラリー「BACKDROP LIBRARY」で公開、3DCGデータの提供を開始する予定となっている。なお、「仁和寺『金堂』」は、2023年11月中旬以降に同サイトで公開、提供開始予定となっている。
今後の展開としてDNPは、バーチャルプロダクションで求められる多様なロケーションニーズに対応するとともに、提供する3DCGデータのさらなる品質向上を推進する。また、関連サービスの展開や海外での販売も視野に入れ、2028年度までに累計20億円の売上を目指す。

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