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コトブキ印刷・自社の廃材をアップサイクルした手漉き紙で企業PR

有限会社コトブキ印刷(広島県府中市)はこのほど、今まで捨てられていた廃材を活用し、障がい者施設で手漉きされたアップサイクル・ぺーパーを通して資源の循環や障がいのある方の自立支援を目指すプロジェクト「ことぶく」の名称を「めぐる、手漉紙。」にリニューアルした。
同社では、リニューアルを機に、全国の企業を対象に、自社の工場やオフィスで発生する廃材を原料にしたオリジナル再生紙の開発サポートを開始するほか、10月27日(金)には広島県府中市アンテナショップ「NEKI」(東京都千代田区)で相談会を開催する。
「めぐる、手漉紙。」は、企業や工場で日々生じる廃材を新しい紙に生まれ変わらせることにより、環境にやさしい循環型社会に貢献するもの。
障がい者施設の利用者のたちに紙漉きの仕事を依頼して工賃アップにつなげることによって、障がいのある人々を苦しめる工賃格差問題という社会課題を解決したいという思いから始まったプロジェクトとなっている。
「障がいのある方の手漉きによって、捨てられるはずだった廃材に再び命が吹き込まれた紙が社会をぐるぐる“めぐる”ことで、新たな喜びの循環を生み出す」というメッセージをより明確に社会へ伝えるためにこのほど、名称をリニューアルした。
広島県府中市はデニムや家具、味噌など、ものづくりが盛んなまち。伝統産業を担う地元企業から製造過程で生じる廃材を提供してもらい、これまでに同社のオリジナル商品として「インディゴデニムペーパー」「府中家具の木くずぺーパー」「府中味噌ペーパー」を開発・発売した。素材の配合や手漉き作業などは、紙漉き事業を行っている障がい者施設の協力を得ている。
今後、同社では商品ラインナップを増やしながら、さまざまな企業のアップサイクル・ペーパーづくりをサポートしたいと考えている。
https://meguru-tesukigami.com/

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