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リコー・B2 サイズ対応の枚葉インクジェット・プリンティング・システム「RICOH Pro Z75」を販売開始

株式会社リコー(社長執行役員:大山晃氏)は、国内商用印刷市場向けに枚葉(カットシート)式の高速インクジェット・プリンティング・システム「RICOH Pro Z75」の発売を2023年12月19日に開始した。
新製品はリコー初となる印刷事業者向けのB2サイズ対応の枚葉インクジェット・プリンティング・システムであり、片面最大4500枚/時の高速出力、1200dpi×1200dpiの高解像度に加え、自動両面印刷機能の搭載により、印刷事業の現場の生産性向上に大きく貢献する。
また、シンプルな操作性により、スキルレスでのオペレーションを実現し、人材不足や技能継承問題における業務課題を解決する。
新製品においては、新開発の水性顔料インクを採用、さらに新開発の乾燥システムを搭載している。新しい水性顔料インクは、少ない量で液滴を形成できるため、ランニングコストを抑えた運用が可能となり、中小ロット印刷業務のデジタル移行を後押しする。
また、水性顔料インクで発生するコックリング(ひじわ)を強力に低減させる新開発の乾燥システムを搭載したことにより、両面印刷でも高品質な仕上がりを実現。乾燥にかかる待ち時間も削減し、後工程を含めたトータルでの業務効率化を実現する。
これらの新開発技術により、さらなる価値を提供することで印刷事業者のユーザーの事業拡大をサポートするパートナーとして貢献していく。
リコーは2008年にプロダクションプリンティング市場に本格参入して以来、商用印刷分野におけるPOD(プリントオンデマンド)印刷など、市場のさまざまなニーズに対応する製品およびサービスを提供してきた。今回の新製品の投入により、さらに価値提供できる領域を広げ、新たなユーザーの要望に応えていく。

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