メーカー情報
【「JP2024・印刷DX展出展概要」】シリウスビジョン
オンリーワンの画像検査技術で目視検査ゼロを目指す、シリウスビジョン株式会社(神奈川県横浜市、辻谷潤一氏)は、「JP2024・印刷DX展」に印刷品質検査に最適な「現場で使える画像検査機」を出展する。
■一体型高速可変読み取りシート検査機「Smaco」
「Smartシリーズ」のひとつである「Smaco(スマコ)」は、コンパクトサイズの一体型シート検査機。筐体サイズは1m程度で、検査ソフトもライト版となっており、ひとつの画面で設定から検査結果確認まで完結できる簡易な操作性が特長となっている。
複雑な操作は一切ないため、検査機の初心者はもちろん、パソコンが苦手な人でも簡単に操作できる。
「スマコ」の名称の由来は「スマートコンベアコンパクト」で、使い勝手を重視しキャスター付きで簡単に移動ができる利便性がユーザーに喜ばれている。
これまでは、検査対象物を検査機のある場所に持っていくのが常識であったが、スマコの場合は検査対象物のある場所に検査機を持っていくことができる、新しい発想の検査システムとなっている。
可変印字情報の読み取り検査に適しているが、インクの汚れなども同時に検査できることも特長のひとつで、さらに製袋後のビニール封筒に封入封緘された後のものでも検査が可能となる。
ボトムフィーダータイプ(吸引ベルト)で、最大搬送サイズは角2封筒サイズ。検査速度は往復はがきで6万通/時(英数OCR)、角2封筒縦で8000通/時(内容物入り)を実現するため、目視やハンディリーダーでの手作業と比べ、オペレーターの負担を大幅に軽減できる。
CSVやエクセルなどとのデータ照合も可能であり、さまざまな検査ニーズに対応できる検査機となっている。
■一体型ロールラベル検査機「S-Lab Combi」
一体型ロールラベル検査機「S-Lab Combi」は、卓上プリンターと連動して検査ができるラベルに追い刷りした可変情報の検査などに適した検査機。
採用するカメラは照明一体型CISで読取幅は6インチで、検査速度は毎秒2~18インチ。使い方として、印刷済みロールラベルを巻出し機構に取り付けオフラインで検査する方法と、ラベルプリンターから排出後にそのまま検査をする方法の2通りのモデルから選ぶことができる。
プリンター連動の場合、プリンターの外部機器接続用の拡張I/Fと接続してプリンターの印刷スタート・ストップを制御することができる。
また、検査処理はNG停止(NGラベルはステージ上で停止)、結果CSV保存・欠陥画像保存・全画像保存などが可能となっている。
バーコード・QR・OCRの検査に対応(各CSV比較可)し、OCRは事前のフォント登録が不要なほか、汚れ(良品マスターとの比較)検査が可能となる。
■一体型全面シート品質検査機「S-Con Smart」
一体型全面シート品質検査機「S-Con Smart」は、主にシート全面の品質検査ができる検査機であり、A4/A3サイズまで検査が可能。オプションで表裏両面をワンパスで検査することもできる。
前述の「スマコ」よりもさらに高精度な検査が可能になっており、バーコード・QR・OCRの検査に対応(各CSV比較可)し、汚れ(良品マスターとの比較)、オプションでPDFマスターとの比較もできる。
検査処理として、NG停止・定数区分け(インターバル)、結果CSV保存・欠陥画像保存・全画像保存などが可能。「スマコ」と同様、キャスター付きとなっており、検査対象物の場所に持っていくことができる。