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大日本印刷・抗菌・抗ウイルス機能を有した壁紙を国立成育医療研究センターに寄贈
出産間近の妊婦の方々にも安心していただけるよう陣痛・分娩室で利用
大日本印刷株式会社(DNP)はこのほど、国立成育医療研究センター(東京都世田谷区、五十嵐隆理事長)に、抗菌・抗ウイルス機能を有したDNPの「抗菌・抗ウイルスクロス(壁紙)」を寄贈したことを発表した。
同製品は、抗菌・抗ウイルスの機能に加え、医療現場に適した耐汚染性、耐薬品性等の機能をもっており、同センターの陣痛・分娩室(LDR:Labor Delivery Recovery)に使用することで、出産間近の妊婦の方々により安心して利用されることを目的としている。なお、同センターは2016年に米国の評価機関「Top Master's in Healthcare Administration」から、高度な技術を有する世界の小児病院30のひとつに選ばれている。
今回、寄贈された抗菌・抗ウイルスクロス(壁紙)は、「DNP抗菌・抗ウイルスマテリアル『Pure EffectsTM』」の製品ラインナップのひとつ。24時間後にウイルスを99%減少させる抗ウイルス性能があり、第三者機関である抗菌製品技術評議会(SIAA)による抗菌・抗ウイルスの認証を受けている。
また、焼却時に有害なガスがほとんど発生しない環境配慮材料であるオレフィンを基材として使用している。さらに、基材にコーティングした機能性素材にEB(電子線:Electron Beam)を照射して定着させるDNP独自のEBコーティングによって、耐汚染性や耐薬品性等の多様な機能を持たせている。こうした強みはDNPがフローリング用EBオレフィンシートなどで培ったものであり、同製品も摩耗や傷・日焼けにも強く、耐久性に優れています。
今後の展開としては、DNPは、医療や教育関係の公共施設をはじめ、「DNP抗菌・抗ウイルスマテリアル『Pure EffectsTM』」を広く販売・提供し、人々が暮らす安全・安心な生活空間を設計・構築していく。また、今までと同様、今後も国立成育医療研究センターとの協力も継続し、医療分野の感染対策製品として必要な機能の実証試験なども取り組んでいく。