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リコー・Axon Ivy AG の全株式を取得

企業向けシステムインテグレーションの開発基盤を獲得・強化し、ワークフローのデジタル化を加速

 

株式会社リコー(山下良則社長)は、オフィスサービス事業の成長に向けたインテグレーション能力強化の一環として、企業の業務プロセスの自動化(デジタルプロセスオートメーション)を支援するプラットフォームやアプリケーションを開発・販売するAxon Ivy AG(本社:スイス、以下アクソン・アイビー社)の全株式を取得することに合意したことを発表。プロコードによる高度な開発だけでなく、ローコード開発により、 企業内のさまざまなアプリケーションやデータベースをシームレスに接続し、ビジネスプロセスを効率化するなど、顧客が取り組むDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援する能力を強化し、デジタルサービスの会社への変革を加速させる。
リコーは、2021年度から2025年度までの5年間を「リコー飛躍」と位置づけ、持続的な成長とさらなる発展を目指し、デジタルサービスの会社への変革に取り組んでいる。リコーデジタルサービス(RDS)ビジネスユニットは、顧客価値の提供領域において「最適なITインフラの構築」「ワークフローのデジタル化」 「現場のデジタル化」「新しい働き方の実現」を4つの軸に定め、顧客のDXを支える「サービスインテグレーター」を目指している。
今回の株式取得は、オフィスサービス事業の成長に向けた戦略的投資の一環で、主にワークフローのデジタル化領域において、自社プラットフォームとその開発基盤の獲得およびシステムインテグレーション能力強化によって提供価値の拡大を目指すもの。
アクソン・アイビー社は、欧州を中心に20年以上にわたりソフトウェア・プラットフォームや各種ソリュー ションを展開し、優れた技術力と信頼性において高い評価を受けている。
同社は、主に大手企業向けに業務を限定せずに企業内のさまざまなワークフローをデジタル化するビジネスプロセスオートメーションプラットフォームを提供しており、同社のプラットフォームは顧客やパートナー企業に対してさまざまな開発環境を提供しており、複雑で高度なプロセスの自動化やアプリケーション開発のほか、ローコードによる効率的なソフトウェア開発を実現する。
今後、リコーはアクソン・アイビー社の競争力の高い製品サービスの開発力とリコーグループの強みである顧客接点力やこれまで培ってきた製品や技術、ノウハウなどを組み合わせることで、さらなる顧客価値の創出に取り組んでいく。
同時に、これまでリコーが得意としてきた印刷やドキュメントに関連するプロセスのみならず、企業内のさまざまな業務のDX化に貢献できるサービスインテグレーターを目指す。

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