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OSP・水性インク使用で環境に配慮した軟包装フィルム印刷機稼働開始

印刷幅×高速×品質を兼ね備えたハイスペックの軟包装フィルム用水性インクジェット印刷機稼働開始

 

OSPグループの中核企業で、シール・ラベル、フィルム製品、紙器パッケージ、販促ツールまでをワンストップで 製造する大阪シーリング印刷株式会社(大阪市天王寺区、松口正社長)は、株式会社ミヤコシ(千葉県習志野市、宮腰亨社長)が製造した、軟包装フィルム用フルカラー水性インクジェット印刷機を4月より本格稼働を開始する。

 

同機の最大印刷幅は1050㎜でありながら、一般的な水性インクジェット印刷機と比べて2・3倍の生産能力があり、微細⽂字の再現も可能で高品質の仕上がりを実現する。
大阪シーリング印刷オリジナル仕様でミヤコシが製造し、約2年かけて完成した。環境負荷低減と職場環境の改善により、フィルム事業の持続可能性を高め、顧客のニーズにも応えられる機械設備の新設となる。

 

顧客の要望を実現

 

パッケージの中で軟包装フィルムは、軽量かつ薄肉で透明性やバリア性があるため、食品や日用品、雑貨をはじめ、さまざまな商品に採用されているが、製造時に使用する有機溶剤のにおいが 内容物に移る場合があり、特に惣菜・弁当、魚介水産加工品、洋菓子・和菓子などの食品関連では懸念されている。水性インクを使用し、有機溶剤を使用しないタイプの接着剤で貼り合わせすることで、残留溶剤の心配がなくなる。

 

環境負荷低減を実現

 

液体インクは水性と油性があり、速乾性と仕上がりの美しさから有機溶剤を使用した油性インクが主流となるが、製造時の有機溶剤に起因するCO₂・VOCの排出は避けられず、環境への負荷が課題となっている。
OSPグループでは、SDGsの観点から環境配慮型製品の開発や製品化を強化しており、製造についても水性インク使用や有機溶剤の削減をした環境配慮型の印刷方式を積極的に導入している。

 

持続可能な事業形態の構築

 

揮発性有機化合物による印刷機械オペレーターへの影響軽減は、業界として長年の課題のひとつでもある。OSPグループでは、その解決策の一環として水性インクを使用する印刷機を増設し、職場環境の改善につなげ、より持続可能な事業形態を構築していく。

 

軟包装フィルム用フルカラー水性インクジェット印刷機の特長

▽高速、高生産性
分速80m(最高分速100m)のフルカラーデジタルの高速印刷。
▽拡縮機能搭載
印刷の位置精度を高めるため、カラーに対するホワイトの拡縮補正値を自動で算出、ワンステップ・アラインメント機能で簡単補正。
▽高濃度ホワイト
ダブルヘッドが高濃度の白さを引き出し、他のカラーを引き立てる。
▽高解像度ヘッド搭載
1200×1200dpiの高画質で、⽂字はよりはっきりと、写真は色鮮やかに表現できる。
▽ノンストップ絵柄切替
異なるジョブを連続出力、多品種小中ロットを効率的に生産できる。

 

その他の印刷方式ラインナップ

 

大阪シーリング印刷では、フィルム製品を門司工場(福岡県北九州市)と岡山工場(岡山県岡山市)で製造している。
門司工場では、今回の水性インクジェット印刷のほか、デジタル印刷、凸版印刷、グラビア印刷など、用途に適したインクと印刷方式の対応が可能。顧客の商品に適した印刷方式で対応できるよう印刷機を拡充し、生産体制を強化していく。
デジタル印刷では、印刷版を使わないため版の製造コストが不要、多品種で小中ロットの生産に対応。
また、グラビア印刷では、印刷版を使うコンベンショナルな印刷方式で大きなロットの生産に対応。バイオマスインクを使用しているため、バイオマスマークの表示が可能となる。
さらに、凸版印刷 印刷版を使うコンベンショナルな印刷方式で小ロットの生産に対応している。

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