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「2025印刷産業夢メッセ」開催概要を発表

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広島県印刷工業組合・中国印刷機材協議会は、「『印刷』×『新時代』新たな夢へ」をテーマに掲げ、10月24日(金)・25日(土)の2日間にわたって広島ガーデンパレス(広島市東区光町1ノ15ノ21)で「2025印刷産業夢メッセ」を開催する。
新たなスタイルの展示会として、「今日・明日・未来、そして夢を語り合う情報交換の場」をテーマに1回目を2005年10月に開催して以来、今回で19回目の開催となる「印刷産業夢メッセ」は、印刷産業の未来に向けて参加者と講師が本音で語り合うセミナー形式で基調講演・ソリューションセミナー・懇親会の3本柱で構成されている。
近年では、メーカーから発展し続ける印刷技術と、それらを経営・営業ソリューション情報として活用・推進している事例を紹介しながら、参加者にとって分かりやすい内容のセミナーが行われるようになり、参加者と講師が双方向で将来に向けた夢が描ける機会として好評を博している。
19回目を迎える今回も毎回好評を博している基調講演では、24日は全日本印刷工業組合連合会(以下:全印工連)の瀬田章弘会長(弘和印刷株式会社代表取締役)が「社会の潮流の変化と未来へ向けた印刷業の戦略」を、25日は全印工連常務理事の富澤隆久氏(ティーオーホールディングス株式会社代表取締役)が「印刷会社が今、知っておくべき生成AIの現状~Adobe Fireflyを中心に活用方法を解説~」をテーマにそれぞれ講演する(両日ともに開始時間は午前10時)。
このほかにも、19小間のソリューションセミナーが両日とも午後1時から4つの会場に分かれて1セミナー80分の時間枠で参加者が3つのセミナーを受講できる。
2日目のセミナー終了後には懇親会も催され、食事をしながら、お互いが夢を語り、夢の実現の方向性を実感する場も設けられる。
8月27日には、広島ガーデンパレスにおいて中本俊之実行委員長をはじめ、実行委員会のメンバーが記者会見を開き、開催概要について説明した。
この中で中本実行委員長は、「印刷業界が直面する急速な社会の変化にどのように向き合うかが問われている」と述べ、新しい常識や価値観への対応が求められる中、印刷の可能性を再発見し、未来へとつなげていくことが今回の開催意義であると強調した。
また、「印刷の根幹にある『人と人をつなぐ力』や『伝える力』は、どれだけ時代が進んでも変わらない本質であり、これこそが印刷業界の強みである」と語った。
さらに同氏は、紙媒体の持つ信頼性とデジタルメディアの即時性・柔軟性を組み合わせることで、新たな価値を創出できるとし、アナログとデジタルの共存による展開に期待を寄せた。
最後に中本委員長は「夢メッセを通じて、印刷の価値を再認識し、地域や社会に貢献する新たなステージへ踏み出していきたい」と決意を示した。
今回は19のソリューションセミナーや基調講演、懇親会など、業界関係者が交流し学び合う機会が多数用意されており、主催者では1500名以上の来場者が見込んでいる。
さらに、今回は紙と環境の関係について正しく伝える啓発活動にも力を入れ、「紙は環境に悪い」という誤解を払拭する取り組みも展開。印刷が果たす社会的・文化的役割を再確認し、地元経済との結びつきも強調し、教育機関との連携や地域貢献を視野に入れた活動も模索していく。
セミナー協力企業は、富士フイルムグラフィックソリューションズ㈱、富士フイルムビジネスイノベーションジャパン㈱、DICグラフィックス㈱、㈱SCREEN GP ジャパン、広島県洋紙商連合会、ハイデルベルグ・ジャパン㈱、㈱モリサワ、誠伸商事㈱、ホリゾン・ジャパン㈱、大創㈱、東洋インキ㈱、㈱日本HP、リコージャパン㈱、㈱中本本店、コニカミノルタジャパン㈱、コニカミノルタ㈱、中国印刷機材協議会、印刷産業夢メッセ企画グループ、広島青年印刷研究会、(順不同)。
受講料は、基調講演・ソリューションセミナー講座・懇親会がセットになった1日単位の通し券で6000円、2日間通し券は1万円で販売される。
問い合わせは「2025印刷産業夢メッセ」実行委員会事務局(広島県印刷工業組合内)、電話082(293)0906、ファクシミリ082(293)0954まで。