イベント情報
JP2026・印刷DX展【特別企画第1弾発表】 印刷の原点を体感「ガリ版体験コーナー」を設置

JP産業展協会が主催する「JP2026・印刷DX展」(5月20日(水)~22日(金)、インテックス大阪5号館)において、「ガリ版体験コーナー」の設置が決定した。
この企画は、JP展が50回記念開催となることを踏まえた特別イベントの第1弾として発表されるもの。来場者が“印刷の原点”とも言えるガリ版印刷(謄写版印刷)を実際に体験し、印刷文化の歩みと価値を再認識できる内容となる。
「ガリ版伝承館」が全面協力
今回の「ガリ版体験コーナー」では、滋賀県東近江市にあるガリ版伝承館の全面協力により実現される。
同館は、明治期に誕生し、日本の教育・文化・市民活動を支えてきた謄写版(ガリ版)印刷の技術と精神を後世に伝える専門施設。保存・展示に留まらず、実際に鉄筆を使って原紙を彫り、印刷する体験プログラムを通じて、アナログ印刷ならではの魅力を発信している。
同館は、蒲生地区まちづくり協議会と東近江市が出展した2025年大阪・関西万博においても、関西パビリオン「滋賀魅力体験ウィーク」で、ガリ版体験を実施。世代や国籍を問わず多くの来場者が足を止め、「自分の手で刷る面白さ」「情報を伝える原点としての印刷」に触れる機会として大きな反響を呼んだ。
DX時代だからこそ、原点に触れる価値
「JP2026・印刷DX展」は、最新のデジタル技術や自動化、データ活用など“印刷DX”をテーマに掲げる展示会である。一方で、今回のガリ版体験コーナーは、最先端技術とは対極にあるようでいて、印刷の本質を見つめ直す象徴的な企画と言える。
紙に情報をのせ、複製し、伝える
その根源的な行為を身体で体験することで、来場者は印刷という産業が持つ社会的役割や文化的価値をあらためて実感できるだろう。
同コーナーは、印刷業界関係者はもちろん、一般来場者や親子連れ、学生など、幅広い層が楽しめる体験型企画として位置付けられている。
印刷の歴史に触れたことのない若い世代にとっては新鮮な体験となり、ベテラン技術者にとっては原点回帰の機会となるはずだ。
50回記念にふさわしい多彩なイベントを計画
JP産業展協会では、今回発表したガリ版体験コーナーを皮切りに、第50回記念にふさわしい多彩なイベント企画を順次発表していく予定としている。
半世紀にわたり日本の印刷業界とともに歩んできたJP展。その節目となるJP2026は、未来を見据えると同時に、過去から受け継がれてきた技術と精神を再発見する場となりそうだ。

大阪・関西万博でのガリ版体験の様子
