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RMGT・西日本パートナーズクラブ開催

リョービMHIグラフィックテクノロジー株式会社(RMGT)の西日本地区のユーザーで構成する「西日本リョービMHIパートナーズクラブ」が9月17日、大阪市浪速区のホテルモントレグラスミア大阪で開催された。当日は、同クラブ幹事の西井幾雄氏(株式会社NPCコーポレーション代表取締役会長)のあいさつに続き、RMGTの広川勝士社長が基調講演を行った。また、特別講演ではフリーアナウンサーの梅田淳氏が「テレビ業界今昔物語」と題して講演した。
開会にあたり西井幹事は、物価上昇や円安など厳しい経営環境が続く一方、日本企業には自動車関連をはじめ世界で競争力を発揮できる技術や製品があるとの見方を示した。また、新たにRMGTの970モデルを補助金も活用して導入する予定を紹介。
長年にわたり同社製の印刷機を採用してきた背景として、機械の性能だけでなく、日常的に接する保守・サービス担当者の温かな対応と信頼関係があると語った。

基調講演で広川社長は、地政学リスクやサプライチェーン問題、構造的な人手不足、賃金・資材・エネルギー価格の上昇、生成AIやサイバーセキュリティへの対応など、企業を取り巻く環境変化を概説した。
印刷業については営業利益率や価格転嫁力の低さを課題に挙げ、「生産効率を高めるだけでは乗り切れない。自社の強みを改めて整理し、価格競争から脱却して付加価値を高める必要がある」と訴えた。
また、成長の方向性としては、政府が成長分野に位置付けるコンテンツ産業との連携に触れ、クリエイター人材の育成、関連グッズ、模倣品対策などを新たな需要につながる領域として提示。
印刷物そのものの価値を高めることに加え、企画やデザイン、マーケティングなど周辺サービスを一体で提供し、顧客が抱える手間を引き受けることが事業機会になるとした。
さらに、印刷物にはデジタルにはない手触りや限定性、体験価値を生み出す力があると強調した。
人手不足と技能継承への対応では、自動化・スキルレス化とともに、小さな業務改善から始める「スモールDX」の有効性を説明。RMGT社内でも全社員のデジタルリテラシー向上と専門人材の育成を進め、若手社員が業務改善アプリを開発する事例が広がっていると報告した。
ベンダー各社と連携して印刷会社の課題解決に取り組む活動からは、自動紙積み機の導入事例を紹介し、顧客とメーカーが課題を共有して解決策を形にする重要性を示した。
最後に広川社長は、環境対応や災害時の支援を含め、機械の供給に留まらず、顧客に安心して任せてもらえるパートナーを目指す姿勢を強調。「印刷会社の皆様と一緒に課題を見つけ、解決に取り組みたい」と呼び掛けた。
梅田氏の特別講演では、長年の放送現場での経験を踏まえ、テレビ業界の移り変わりや舞台裏が語られ、参加者は興味深く耳を傾けた。

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