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モリサワ・MORISAWA PASSPORTなどのフォントサービスが第22回「佐藤敬之輔賞」企業団体部門を受賞

株式会社モリサワ(大阪市浪速区、森澤彰彦社長)は3月1日、長年提供しているフォント製品「MORISAWA PASSPORT」やその後継サービスである「Morisawa Fonts」の功績が認められ、NPO法人日本タイポグラフィ協会による第22回佐藤敬之輔賞(企業団体部門)を受賞したことを発表した。
佐藤敬之輔賞は、タイポグラフィに関する革新的な提言、研究発表、デザイン教育などで活躍した佐藤敬之輔氏を賞名とし設置された賞であり、タイポグラフィの分野で活動する個人・団体に贈られるもの。
受賞したフォントサービスのひとつであるMORISAWA PASSPORTは、2005年に提供を開始したフォントのサブスクリプションサービスであり、多様なフォントが定額で使い放題になるMORISAWA PASSPORTは、異なる会社同士での制作データの伝達を容易にし、新しいフォントロイヤリティのモデルケースを示した。
また、教育現場に向けた「アカデミック版」の提供や文字組版の特別出張授業、FONT SWITCH PROJECTにおける交流・情報発信など、デザインの未来を担う若い世代への文字教育活動が評価された。
MORISAWA PASSPORTはこの18年間、時代とともにさまざまな付加価値を模索し続け、自由な表現に欠かせないツールとして、新しいクリエイティブ制作に寄与してきた。書体ラインナップは当初の約200書体から、現在では多言語やユニバーサルデザイン(UD)フォントを含む1500書体を超えるに至っている。
MORISAWA PASSPORTの製品は後継サービス「Morisawa Fonts」へと段階的に役割を引き継ぎ、2028年度までに終了を迎える予定。Morisawa Fontsは、デバイスに依存しないユーザー単位のライセンスで利用できるクラウド型のフォントサービスとして、テレワークなどが浸透した現代の働き方にも対応した新しい製品となっている。
同社は今後も顧客の声に寄り添ったより良いサービスを目指し、豊かな文字コミュニケーションの発展に貢献していく。
Morisawa Fontsサービスサイトはこちら
https://morisawafonts.com/

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