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【page2022出展情報】日本アグフア・ゲバルト

 日本アグフア・ゲバルト株式会社は、2月2日からサンシャインコンベンションセンターTOKYOで開催される「page2022」に出展する。

 感染症のパンデミックにより世界のカタチは変り、印刷業界においてもテレワークなど新しいカタチの「ニューノーマル」が動き出した。世界経済はコロナ前に比べ7割まで落ち込む「7割経済」となり、今後も急激なⅤ字回復は難しい状況となっている。
 一方で、2030年までに持続可能でより良い世界を目指す国際目標「SDGs」に関連する取り組みも積極的に行われており、日本社会においても認知度は向上し、取り組む企業も増えている。
 7割経済での経営に加えて、世界的に取り組むべき環境対応など企業に求められる経営のカタチを変えてきており、今までにない発想・取り組みが必要になってきている。こうした課題に対して、「page2022」のアグフアブースでは、環境対応の現像レスサーマルCTPプレート、IT技術を駆使したクラウドワークフロー、無人化運転を支援・実現するソフトウエアをはじめとしたオートメーションシステムなど、最適で価値のあるソリューションを紹介する。
 主な出展製品は次の通り。
 ■AGFA Plate Solution
 印刷業界において3つの処理方式のCTPプレートを提供できる同社では、次の製品を紹介する。
 ▽AZURA(アズーラ)
 信頼と実績の検版できるガム洗浄方式の現像レスプレート。独自技術によってもたらされる水を絞った「速乾印刷」は印刷製造コストの削減から品質向上、働き方改革の実現などのメリットをもたらす。小ロット、枚葉・輪転を問わず多くの印刷会社に最適な製品となっている。
 ▽ADAMAS(アダマス)
 アズーラのガム洗浄方式を受け継ぎながら、独自の新たなテクノロジーにより高耐刷・高生産を実現する現像レスプレート。品質安定とUV耐刷を両立したい印刷会社に最適な製品となっている。
 ▽ECLIPSE(エクリプス)
 機上処理タイプでありながら、高い画像コントラストを実現し、目視での検版が可能な現像レスプレート。機上処理方式の課題とされる印刷機の汚染も塗布膜設計の最適化によって最小限に抑えられる。省スペース化、廃液液ゼロを求める印刷会社に最適な製品となっている。
 ▽ENERGY ELITE(エナジー・エリート)
 2層塗布構造技術によって優れた耐薬品性能を持ち、バーニング処理を施すことなく高い耐刷性を持っている。湿し水、アルコール(代替品)とUVインキ、メタリックインキとの相性も良好で、超ロングラン、高耐刷を必要とする印刷会社に最適な製品となっている。
 ■ファクトリーオートメーションシステム
 ▽Expert Loader(エキスパート・ローダー)
 1度に最大2400版が搭載できるCTPパレットローディングシステム。オペレーターによる頻繁な版の装填の必要がなく、無駄な労働力の排除、CTPの長時間無人運転から1人当たりの生産性が高められる。
 ▽Plate Transportation System(プレート・トランスポーテーション・システム)
 CTP出力後のプレートの版曲げから印刷機ごとの振り分けを自動化するシステム。これまで人を介していた作業を自動化することにより版キズや曲げミスなどの人為的ミスをなくす。
 ▽【参考出品】Robot Loader(ロボット・ローダー)
 最新鋭のロボット技術を活用した自動化CTPを参考出品として紹介。Avalon N8向けのカスタムソリューションでロボットプレートローダーによるプリプレス工程の自動化と効率化が実現する。
 ■ソフトウエア
 ▽【新製品】APOGEE 12.2
 プリプレスの効率化を強力に推進するアポジーの最新バージョン。Adobe PDF Print Engine 5.7をいち早く採用し、Enfocus PitStop 2021など、最新のコアテクノロジーを搭載。同バージョンより多くのユーザーから要望のあった最新のMacintosh環境でのアポジークライアントとアポジーインポーズなど操作環境を提供する(4月に提供予定)。
 ▽APOGEE CLOUD(アポジー・クラウド)
 所有から利用に仕組みを変えた業界初のクラウドワークフロー。プリプレスワークフローのクラウド化によって従来必要であった専用サーバーが不要になり、初期投資を抑えられる。
 サブスクリプションによる常に最新バージョンのワークフローとサーバーOSを利用することにより、高いセキュリティレベルを維持することが可能。同様にセキュリティレベルの高いクラウドセンターに複数拠点のシステムを一元管理することで管理の手間を削減するとともに、BCP対策や柔軟性が上がることによる働き方改革の実績が出る。
 ▽APOGEE Drive(アポジー・ドライブ)
 アポジー・プリプレスと連携可能なクラウド型ファイルストレージサービス。最新バージョンではアサンティやアムフォティスと連携が可能となる。
 ▽APOGEE Drive AutoPilot(アポジー・ドライブ オートパイロット)
 「プリプレスのファクトリーオートメーション」を実現するクラウド製品。アポジーの機能拡張ツールであるオートパイロットは、円滑なプロダクションフローを実現する高いカスタマイズ機能を提供する。
 例えば、入稿されたファイル情報を読み取り、さまざまな条件や情報から各社のフローに合わせたプロセスを実行。クラウドワークフロー「アポジー・クラウド」やワイドフォーマットワークフロー「アサンティ」とAPIによる連動からオペレーションフリーを目指した新たなプリプレス工程の自動化を提供する。
 ▽Sublima(スブリマ)
 導入成功率100%印刷会社の営業改革を実現する高精細スクリーニング。同社が主催している高精細印刷コンテスト「Sublima+コンテスト 2021‐2022」の受賞作品をギャラリーで展示する。
 ▽【参考出品】SPIR L(スパイラル)
 商業輪転印刷、新聞輪転印刷専用のスクリーニング。従来のインキ削減は、FMスクリーニングやインキセーブソフト、それらに付随するICCプロファイルなどによる色変換が主流であったが、独自の技術による輪転印刷専用「SPIR L」をサブスクリプションで提供する。
 この新しいスクリーニングは、特殊なスパイラルで形成されており、輪転印刷によるドットゲインやインキ膜厚などをコントロールすることでインキ削減を実現する。また、アポジーインキセーブ機能と組み合わせることで、より高いインキ削減効果が得られる。
 ▽【参考出品】Amfortis(アムフォティス)
 新たにパッケージ印刷向けワークフロー「Amfortis」を開発。JDFをベースとしたワークフローでPDFやAIファイルをサポートし、アポジー・プリプレスで培ったプリプレスの自動化やデータチェック機能を搭載。サブスクリプションで提供するアムフォティスの主な特長はパッケージ印刷に必要な製版工程の自動化を支援する。
 ステーション番号やカラーバーなどのマークを一括管理し、条件による自動配置が可能。面付け工程ではCADデータを参照した絵柄データの自動配置、ネスティングなどの自動・手動の面付け機能といったパッケージ印刷に必要な機能を多数搭載。さらにパッケージ印刷でのWeb校正・承認システムを機能拡張で提供する。
 また、従来のオフセット印刷に限らず、アグフアのワイドフォーマットインクジェットプリンターとの接続にも対応しており、デジタル印刷の展開を支援する。
 ■ワイドフォーマットUVインクジェット
 ▽ANAPURNA(アナプルナ)/JETI(ジェット・アイ)
 1台でノベルティや大型サインに対応できる多機能UVインクジェットソリューション「ANAPURNA」シリーズをはじめ、厚盛・ニス・プライマー機能搭載した高機能・高生産インクジェット「JETI」シリーズによる印刷サンプルを紹介する。
 また、さらに生産性が向上したJETI TAURO UHS、ソフトサイネージ用インクジェット「AVINCI(アヴィンチ)」もパネル展示する。
 ▽【新製品】ASANTI 5.2(アサンティ)
 ワイドフォーマットインクジェットプリンター向けの本格的ワークフローRIPの最新版を紹介。プリフライト、自動マーク配置、自動ネスティング、タイリングなどの機能に加えてカット機との連携機能を強化し、これらのデータ修正工程の自動化を進め、インクジェットプリンタの生産性を向上する。

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