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【JP2025・印刷DX展出展概要】第一印刷
荷札・ゴム紐タグの製造で定評のある「荷札屋本舗」の運営を行う株式会社第一印刷が、裏カーボン伝票が1冊からでも発注できる「カーボン屋本舗」のサービスを2024年9月から本格稼働させた。
近年、帳票類の電子化により、伝票印刷業界は大きく変化している。かつて主流だった裏カーボン伝票の需要は縮小し、それに伴いカーボン印刷を手がける業者も減少の一途をたどっている。
カーボン印刷を行うための専用印刷機はそのほとんどが1970年以前に製造されたものであり、機械の老朽化が進んでいる。かつてカーボン印刷機を製造していたメーカーもすでに倒産・廃業をしており、メンテナンスを行うことができない。そのため品質が安定せず、高品質な裏カーボン伝票を供給できる印刷会社は全国でも数えるほどしか残っていないのが現状だ。
裏カーボン印刷はフォーム印刷機でも可能だが、印刷機械の構造上小ロットの生産には向いていない。このためにフォーム印刷機で印刷を行うと1冊あたりの単価が割高になってしまうのが問題点であった。
このような状況の中、第一印刷では2024年9月より、小ロット対応の裏カーボン伝票印刷サービスを開始。小ロットの印刷に適した軽オフセット印刷機と平台(枚葉)タイプのカーボン印刷機を導入しており、10冊~200冊程度の小ロット生産に特化している。
同社は製版~オフセット印刷~カーボン印刷~製本・加工まで一貫生産ができる体制を整えている。製本設備も充実しており、ミシン入れ、穴あけ加工、丁合、背巻き、下敷き表紙まで一貫して生産できるため、高品質な裏カーボン伝票を確実な納期で提供することが可能だ。
さらに、全国でも希少な複写(薄物)製品専用デジタル印刷機との組み合わせにより、1冊からの発注も可能にしている。これにより、全国の印刷業者や事業者から「必要な分だけ発注したい」というニーズに応える形で、サービスを展開している。
また、伝票印刷に不可欠なナンバリング印刷にも対応。全国的に減少している活版ナンバー印刷機を所有し、細かな仕様にも対応可能な体制を整えている。