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OSP・「ステッカー祭り」開幕、万博会場で大提灯に願いを込めたシールを貼付
OSPホールディングス(大阪市天王寺区、松口正社長)は8月25日から2日間、大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオン敷地内で「OSP Group Sticker MATSURI~日本の夏をシール・ラベルでおもてなし~」を開幕した。
初日午前10時から行われた開催式では、OSPグループ代表取締役社長の松口正氏が公式キャラクター「ミャクミャク」とともに登壇。大提灯に「祭」のシールを貼り付け、イベントの幕開けを告げた。会場は真夏の暑さにもかかわらず多くの来場客でにぎわい、配布されたラムネを手に笑顔を見せる姿も見られた。
同イベントは、祭の雰囲気を楽しみながらシール・ラベルの魅力とOSPグループの環境・技術への取り組みを体感できるもので、来場者が「25年後の未来に願うこと」を書いた和紙シールを大提灯に貼り付ける「参加型アート」や、千社札風のオリジナルラベルを制作してラムネ瓶に貼る「体験プログラム」などを実施。シールの役割や可能性を楽しく学べる内容となっている。
開催式で松口社長は、次のように挨拶した。
「OSPグループは1927年の創業以来、シール・ラベルを主軸にパッケージ事業をグローバル展開し、顧客第一義のもとイノベーションへの挑戦を続けてまいりました。1970年の大阪万博で私自身が味わった驚きと好奇心は、ものづくりの精神を育んでくれた原体験でした。万博は“井の中の蛙が大海を知る”瞬間を与えてくれる場所です。大阪で育った企業として、この夢あふれる万博に関われることをうれしく思います。本イベントでは、シール・ラベルの役割を知り、楽しみながら未来を考えていただければ幸いです」
会場中央に設置された大提灯には、来場者が未来の願いを書いたシールが次々に貼られ、爽やかに彩られていった。使用済みの剥離紙は回収され、紙袋に再生される仕組みも取り入れられており、シールが生む廃棄物と再生の工程を学ぶ機会ともなっていた。
同イベントは、体験を通じてシール・ラベルの魅力と可能性を伝えるとともに、未来や環境への思いを共有する場となっていた。