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奥村印刷の折り紙食器「beak」がフェーズフリー認証を取得

奥村印刷株式会社(東京都北区)はこのほど、コンパクトに保管でき、必要な時に道具を使わず組み立てられる折り紙食器「beak(ビーク)」が、一般社団法人フェーズフリー協会の「フェーズフリー認証」を取得したと発表した。日常の携帯性と非常時の備蓄・配布のしやすさを両立し、双方の食事環境を支える紙製食器として評価された。
「beak」は、1枚の平面紙から、はさみや接着剤、留め具を使わずに立体的な器を組み立てられる製品。丼、カップ、皿(カトラリー付属)の3種類を揃え、用途に応じて使い分けることができる。材質にはプラスチック代替紙素材「エリプラプラス」を採用。耐水・耐油性と熱に強い性能を備え、脱プラスチックにも対応する。
特長は、組み立て時に切り離す外枠部分を残し、厚さ約0・42㎜のA4判シート状で保管できる点にある。
立体形状の食器で生じる保管時の空間の無駄を抑え、同社によると1000人分でも積み重ねた高さは42~45㎝に収まる。備蓄スペースの縮小や保管コストの削減につながるとしている。
一般的な紙製食器は軽量で扱いやすい一方、形状によっては保管・携帯時にかさばり、荷物に圧迫されて潰れやすいという課題がある。「beak」は3種類ともA4判の平面シートとして保管・携帯でき、こうした課題の解消を図った。
認証審査では、日常のキャンプや遠足などで持ち運びやすく、使用後も平らに戻して持ち帰れる点を評価。非常時には、限られたスペースで大量の食器を保管・搬送・配布でき、断水時の衛生的な食事提供にも役立つとされた。
また、オリジナル印刷にも対応し、ノベルティや雑貨として活用できる。紙の加工と印刷によって、食器としての実用性に情報発信の機能を組み合わせられる製品となっている。
フェーズフリーは、日常時と非常時の境界を取り払い、どちらの状況でも便利に使える商品やサービスをデザインする考え方。同認証は、この考え方に基づく商品・サービスを同協会が審査する制度で、認証品には「フェーズフリー認証マーク」を表示できる。

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