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RMGT・博伸社で「RMGT 970ST-5」実機内覧会を開催

リョービMHIグラフィックテクノロジー株式会社(広川勝士社長、以下RMGT)は10月4日、東京都江東区の株式会社博伸社(牧野佑介社長)で、菊全判ジャストサイズ機「RMGT 970ST-5+LED-UV+PQS-D(I+C+R)」の実機内覧会を開催した。
博伸社は、DTP・CTPから、印刷・印字・製本まで、自社で一貫生産を行っており、抽選券・スクラッチカード・クーポン券・金券・マークシート台紙といった可変印字を含んだ製品の印刷を中心に手掛けている。

これまで同社ではクーポン券や金券のオフセット印刷を菊半裁6色機で行ってきたが、「RMGT 970ST-5+LED-UV+PQS-D(I+C+R)の導入により、菊全ジャストサイズ機へのサイズアップによる印刷工程の能力向上、LED-UVによる即乾印刷による後工程の印字工程も含めた生産性の向上、PQS-D(I+C+R)によるインラインでの品質管理による品質保証の強化を実現した。
内覧会であいさつした牧野社長は「RMGT 970の導入により、ワンストップ体制がさらに強化され、作業スピードの向上、印刷・印字・仕上げ工程における品質保証が確固たるものとなり、お客様に安全・高品質・スピーディな納品ができるようになった」と導入効果を示した。
デモンストレーションでは、「RMGT 970」で菊全用紙に商品券を30面付けして100枚印刷。事前に汚れをつけておいた紙を混ぜておき、印刷管理システムPQS-D(I+C+R)の品質検査機能を活用した欠陥用紙の検知を紹介したほか、印字加工機にて30面にナンバリングとバーコードの追い刷り、員数機による数量・ナンバリング順序の確認、断裁といった工程が披露された。
一方、RMGTからは新台導入のポイントとして次の4点を説明した。
■パウダーレス化
LED-UV乾燥装置による即乾印刷により、後加工にもパウダーの影響を抑えることが可能。
■省スペース化
菊半裁6色オフセット印刷機のスペースに菊全機の970モデルの5色機をそのまま設置可能。
■菊全用紙を有効活用
LED-UV乾燥装置を搭載しているため、印刷絵柄も用紙ギリギリまで配置することが可能。
■印刷管理システムPQS-D(I+C+R)による自動運転
印刷機上のCCDカメラで印刷中の用紙を撮像、用紙を抜き取らずにインラインで印刷物の品質管理が行え、不良紙流出を防止し、品質保証体制を強化するとともに印刷作業の自動化に寄与する。

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