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東京国立博物館とTOPPANが尾形光琳直筆のきもの再現VRを初公開

重要文化財の「冬木小袖」を中心に東博所蔵のきものを3DCGで着用再現 期間限定で、きもの着用来場で鑑賞料無料キャンペーンも実施

独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館(藤原誠館長)、独立行政法人国立文化財機構文化財活用センター(大美慶昌センター長)とTOPPANホールディングス株式会社のグループ会社であるTOPPAN株式会社(齊藤昌典社長)は、江戸時代を代表する絵師・尾形光琳の直筆の重要文化財「小袖 白綾地秋草模様(通称:冬木小袖[ふゆきこそで]、以下:冬木小袖)」のデジタルアーカイブを行い、その魅力を伝えるVR作品『冬木小袖 光琳が描いたきもの』を製作しました。2023年10月4日(水)から12月24日(日)まで東京国立博物館 東洋館内「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」で初公開する。
今回、東京国立博物館所蔵の重要文化財「冬木小袖」の修理が行われるに当たり、修理前・修理後それぞれにおいて、きものの糸1本1本まで見える超高精細デジタルアーカイブを実施。取得したデジタルデータを活用しVRで再現、尾形光琳が描いた繊細な筆致をつぶさに鑑賞することを可能にした。
このVR作品中には、「冬木小袖」の修理の様子を取材した映像や「冬木小袖」も含めた東京国立博物館所蔵の小袖の名品7件を江戸時代当時の人物が着用した様子の再現CG等が登場。それらを通して、現代のきものの原型である小袖への理解を深め、その魅力を伝える。
10月3日(火)~12月3日(日)の期間には、同館の総合文化展(本館10室)で、「冬木小袖」が修理後初めて展示される。同期間中は、展示室とシアターを併せて鑑賞することで、尾形光琳直筆のきものとして非常に貴重な「冬木小袖」の魅力を、リアルとデジタルのどちらも楽しむことができる。
また、11月1日(水)から、このVR作品をシアター公式のニコニコチャンネルで配信し、場所や時間を問わずに「冬木小袖」の魅力に触れる機会を提供。さらに、11月8日(水)から11月19日(日)の期間、きものを着て来場するとシアター鑑賞料が無料になる、「きもの着用でVR鑑賞料無料キャンペーン」を実施する。

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