イベント情報
「HOPE2025」が盛況に開催される
HOPE実行委員会(北海道印刷工業組合・北海道グラフィックコミュニケーションズ工業組合・北海道製本工業組合・北海道フォーム印刷工業会・北海道紙器段ボール箱工業組合)主催による「HOPE2025」が9月3日から2日間、札幌市白石区のアクセスサッポロで開催された。
「HOPE(HOKKAIDO Print EXPO)」と名称を変更して9回目の開催となった今回は、「DXで印刷価値創出~高付加価値コミュニケーションサービス産業へ~」をテーマに掲げ、展示会とセミナーの組み合わせで出展各社から最新情報が発信された。
開会式であいさつしたHOPE実行委員会の岸昌洋会長は、出展各社・関係各位に感謝の意を伝えるとともに、「われわれ印刷産業の現状は、マーケットの縮小、諸資材の高騰、人材不足など、厳しい状況下にある。加えて価格転嫁対策、脱炭素への取り組み、DXや働き方改革の推進などの課題も山積みしている。このような未曽有の転換期の渦中にあり、われわれが永続的な発展を遂げるためには、過去の延長線から脱却するための変革が求められている。
そのためにはハードとソフトの両方に着目し、新しい目線で全体を捉え、発展が遂げられるようにしていかなければならない。さらに、デジタル・AI技術などの急速な発展により、社会においての情報の多様化が加速し、文化と情報コミュニケーションの担い手であるわれわれの産業が果たす役割と責任は一層重要になり、社会や人々から求められる期待も日増しに大きくなっている。
今年のHOPE2025は、『DXで印刷価値創出~高付加価値コミュニケーションサービス産業へ~』をテーマに掲げ、出展社と来場者が日々革新する印刷産業の現状を共有し、お互いに課題解決の突破口を見出すチャンスとなることを願っている。」と述べた。
来賓を代表して、経済産業省北海道経済産業局地域経済部次長の酒井哲也、北海道経済部産業振興局産業振興課長の茶谷智子、札幌市経済観光局産業振興部産業振興課長の田中清敬、全日本印刷工業組合連合会会長の瀬田章弘、一般社団法人日本グラフィックサービス工業会会長の岡本泰の各氏が祝辞を述べた。
この後、あいさつした5氏と岸会長、北海道中小企業団体中央会の松浦豊専務理事によってテープカットが行われ、「HOPE2025」が開幕した。
会場では、情報発信の場としての展示会には出展企業45社から、印刷産業として勝ち残るための最新の機器・技術・サービス・情報などが紹介された。
このほか、学びの場のセミナーでは、実行委員会主催2セミナーとして、「印刷革新会がひらく未来への扉~DXの道はひとづくりに続く~」と「クリエイティブ業務を加速!生成AIの”現在地”」(スタジオねこやなぎ代表・大須賀淳氏)が行われたほか、5社の出講によるセミナーが行われた。