イベント情報
ジャグラ愛知・11月1日、創立70周年記念式典開催



地域とともに歩んだ70年、次代へ「業態変革」誓う
一般社団法人日本グラフィックサービス工業会・愛知県支部(ジャグラ愛知、佐賀信仁支部長)は11月1日、名古屋市中区のアイリス愛知で「創立70周年記念式典」を開催した。式典には、中部経済産業局産業部長の柳原和男氏をはじめ多くの来賓や会員関係者が出席し、節目を祝った。
冒頭、主催者を代表して佐賀支部長があいさつに立ち、「昭和30年の設立以来、印刷を通じて地域の文化と経済の発展に寄与してきた。今日の70年の歩みは、先人のご尽力と会員各社の不断の努力の賜物」と感謝を述べた。その上で、「若い世代の成長を支え、新しい表現の可能性を育むことがこれからの使命。新たな時代にふさわしい印刷・情報産業の姿を追求していきたい」と力強く語った。
式典では、組合功労者や永年勤続優良従業員、歴代支部長への感謝状贈呈など、支部発展に尽くした関係者への表彰が行われた。また、名古屋市立工芸高校グラフィックアーツ科の生徒とのコラボによる「創立70周年記念作品展」の表彰も実施され、若い感性が光る作品に多くの拍手が送られた。
続いて行われたパネルディスカッションでは、「業態変革」をテーマに、五十嵐友和氏(株式会社アイ・クリエイト社長)、清水雅司氏(清水印刷株式会社社長)、今井克氏(株式会社ジオン社長)が登壇。岸昌洋氏(株式会社正文舎社長)がファシリテーターを務め、印刷業の枠を超えた新たなビジネス展開やDXの取り組みなどについて活発な意見が交わされた。
ジャグラ愛知は、戦後の印刷産業発展とともに歩み、地域に根ざした活動を続けてきた。今回の節目を機に、支部はさらなる業界発展と若手育成を見据え、次の時代へ向けて新たな一歩を踏み出した。

