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「HOPE2026」が盛況に幕

HOPE実行委員会(北海道印刷工業組合、北海道グラフィックコミュニケーションズ工業組合、北海道製本工業組合、北海道フォーム印刷工業会、北海道紙器段ボール箱工業組合)主催による印刷総合機材展「HOPE 2026(HOKKAIDO Print EXPO)」が9月2・3日の2日間、札幌市白石区のアクセスサッポロで開催された。
「HOPE」と名称を変更して10回目となった今回は、「DX共創・デジタル革命―印刷は儲かるビジネス、紙メディアの魅力をデザインする―」をテーマに掲げて開催された。
会場には45社が出展し、印刷産業が抱える経営・技術・営業・生産などの課題に応える最新の機器・技術・サービスを披露。実行委員会主催2セミナーと6社による出展社企画セミナーの計8セミナーも行われ、展示と学びを通じて、価格競争から価値創造へと転換するための具体策が発信された。

開会にあたり、HOPE実行委員会の岸昌洋実行委員長は、出展・出講企業をはじめ、搬入・搬出、施工、工事などに携わった関係者に謝意を表明。その上で、印刷産業を取り巻く現状について「マーケットの縮小、諸資材の高騰、人手不足など、挙げればきりがないほど厳しい状況下にある」と指摘し、価格転嫁、脱炭素、DX、働き方改革などの課題も山積していると述べた。
また、岸実行委員長は、こうした未曽有の転換期を乗り越え、印刷産業が永続的に発展していくためには、過去の延長線から脱却する変革が不可欠だと強調。「ハードとソフトの両方に着目し、新しい目線で全体を捉え、発展を遂げられるようにしていかなければならない」と参集者に呼び掛けた。
さらに、デジタル・AI技術の急速な進展によって情報の多様化が加速する中、文化と情報コミュニケーションの担い手である印刷産業の役割と責任は一層重要となり、社会から寄せられる期待も大きくなっているとの認識を示した。
今年は昨年に続きデジタルトランスフォーメーションを中心テーマに据えながら、「DX共創・デジタル革命」という言葉に、企業や業種の枠を越えて知恵と技術を持ち寄り、新たな価値を生み出していく方向性を込めた。
岸実行委員長は、出展・出講者と印刷ユーザーが、日々革新する印刷産業の現状を共有し、互いに課題解決の突破口を見いだす機会となることに期待を寄せた。
展示会場では、省力化・自動化や生産性向上、デジタル印刷とオフセット印刷の連携、品質管理、業務効率化、生成AIの活用など、多様な提案が展開された。
出展各社からは印刷業界だけでなく、観光、流通、小売など他業種への展開も視野に入れ、紙メディアの魅力を引き出し、新たな需要と収益を生み出すためのヒントが示された。単なる設備紹介に留まらず、経営者の意識改革や営業戦略、人材不足への対応まで含め、印刷会社が次の一手を考える場となった。

セミナーでは、初日に実行委員会主催のパネルディスカッション「印刷業界4団体会長が本音と覚悟を語る―今、印刷業界に求められていること・その導線をどう考えるのか―」を開催。業界団体のトップが一堂に会し、印刷産業の将来像について議論した
このほかにも、生成AIとAdobeツールを活用した制作ワークフロー、印刷工場のスマート化、フチなし印刷時代の営業戦略、湿度管理による品質・生産性向上、デジタルとオフセットを生かした収益力強化など、現場に直結するテーマの講演が行われた。
2日目には実行委員会主催のテクニカルセミナー「『AI常識』時代のクリエイティブ活用法」も開かれ、生成AIを日常業務に取り入れる考え方や実践的な活用方法が紹介された。

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