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活版活字プロジェクト 字心・「活字の老舗による消えゆく活版業界を守るための挑戦」のクラウドファンティングを実施

活版活字プロジェクト「字心」を展開する創業103年の老舗金属活字鋳造メーカーの株式会社築地活字(神奈川県横浜市、代表:平工希一氏)と、広告会社の株式会社アーリークロス(神奈川県横浜市、代表:落合雄氏)、出版社の株式会社なまためプリント(神奈川県横浜市、代表:生天目真氏)は、消えゆく活版印刷業界で生き残りをかけた取り組みとして、活版印刷において裏方道具である金属活字そのものを使った「金属活字で組版を楽しむ鏡文字の万年カレンダー:KARAKURI」をクラウドファンディング「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」で3月10日(木)~5月15日(日)までご支援を募っている。

活版印刷は、金属活字を組んで組版を作り、その版にインキを乗せて印刷する凸版印刷の一種。1970年代にオフセット印刷などの登場によって衰退の一途を辿っている。
金属活字は、活版印刷機が稼働し、活字の文字部分が摩耗することで、印刷会社より新たな製造依頼を受けるビジネスモデルのため、活版印刷の衰退に伴い、裏方道具の金属活字の製造量も激減した。そこで、活版印刷をエンターテインメントにする活動として、横浜の3社は活版活字プロジェクト字心を展開。
その一環として、金属活字そのものを商品化する取り組みを模索している。
今回は、茨城県にある木のマイスターである安達建具株式会社と老舗印刷会社の有限会社青山グラフィックの協力のもと、木枠に活字をはめ込んだ活字カレンダーを企画し、クラウドファンディングに挑戦することになりった。
「KARAKURI」は、世界で初めて金属活字を使った鏡文字の万年カレンダーであり、その最大の特長は、活版印刷の醍醐味である活字を入替える組版作業と鏡文字(逆さ文字)の活字そのものを楽しめること。
活版印刷の世界が好きな人も多く、ポストカードや名刺、コースターやレターセットといった紙に刷られた製品で利用されている。
同製品は、活版印刷の裏の顔である金属活字そのものに触れられ、活版印刷マニア、または活版印刷で刷られた新聞や雑誌を読んでおられた世代だけでなく、幅広い世代で手に取っることができる。
クラウドファンディング「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」のURL https://camp-fire.jp/projects/view/558828

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