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「2026印刷産業夢メッセ」開催・印刷の可能性、未来へつなぐ

20回の節目、新企画で価値発信

広島県印刷工業組合と中国印刷機材協議会が主催する「2026印刷産業夢メッセ」が10月30・31日の2日間、広島市東区の広島ガーデンパレスで「見つけよう。伝えよう。印刷の可能性」をコンセプトに、基調講演やソリューションセミナー、組合員企業による展示を通じ、印刷の価値と持続的成長への道筋を探った。
印刷産業夢メッセは、印刷会社とメーカー・ベンダーが「今日・明日・未来、そして夢を語り合う情報交換の場」として2005年に第1回目を開催して以来、20回目となる今回は、基調講演、ソリューションセミナー、新企画「ペーパーサミット in 夢メッセ」を3本柱に据えた。

開会式では、宇都宮公徳実行委員長が、企画や参加者の動員に尽力した関係者に謝意を表し、昨年を上回る参加を得て開催できたことを報告。
業界を取り巻く環境が変化する中、価格改定の重要性を指摘し、「われわれの業界をどうすべきなのかということを、お互いに話をして、良い夢メッセにしていきたい」と呼び掛けた。また、出展者にも楽しんでもらい、参加した会員が満足して帰れる2日間にしたいと述べ、協力を求めた。

来賓の全日本印刷工業組合連合会・瀬田章弘会長は、夢メッセが印刷会社とメーカー・ベンダーの夢を語る場として生まれた経緯に触れ、世代を超えて未来像を共有する意義を強調。上の世代は若い世代の活動や元気から「これからまだまだ印刷業はいけるぞ」という夢を受け取り、若い世代は将来へのビジョンをしっかりと描くことが大切だとした。
さらに「ビジョンなきところに現実は起こらない」と述べ、セミナーや初開催のペーパーサミットを通じて夢を発信し、その可能性を互いに掴みながら、自社の発展に役立ててほしいと期待を寄せた。

出展者を代表して挨拶した株式会社SCREEN GP ジャパン常務取締役の皿谷英昭氏は、CTPの普及や印刷通販の広がりなど、約20年間にわたる業界の変化を振り返り、その間、さまざまな課題に対応してきたからこそ今日があるとし、「解決できない課題はない」との姿勢で、コスト上昇や人材不足の克服に取り組む考えを示した。
また、AIを課題解決に欠かせないツールと位置付け、「AIに支配されるのではなく、AIを使いながら課題を解決していく」と強調。メーカー・ベンダーとして省力化や環境対応などの情報も提供し、参加者が経営のヒントを持ち帰れる場にしたいと述べた。
会期中は、瀬田会長による「中小印刷業の生き残りと持続的成長の戦略とは」をテーマとする基調講演をはじめ、AI・DX、業務自動化、高付加価値化、省エネなど幅広い講座を編成。生成AI「Adobe Firefly」のワークショップや、経営革新、継続収益モデルをテーマにした講演が行われた。
また、31日のペーパーサミットでは、組合員企業の商材やサービス、技術を発信。段ボール製の大型鳥居の展示やオリジナルノートづくり、缶バッジ作成なども用意し、印刷の楽しさとものづくりの魅力を伝え、互いの強みを知り、その価値を伝え合う交流を通じ、新たな仕事の創出と地域の活性化につなげた

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