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【日印産連10団体リーダーが示す2022年の抱負】全日本印刷工業組合連合会・滝澤光正会長

全日本印刷工業組合連合会

会長 滝澤 光正

あけましておめでとうございます。
旧年中は当連合会に格別のご支援とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。本年も引き続きご指導を賜りますようお願い申し上げます。
昨年は新型コロナウイルスの終息が見通せない中、当連合会でも、予定していた全日本印刷文化典長野大会の中止やCSRサミットの延期、各種会議・セミナーのリモート運営など、一昨年に引き続き難しい組合運営を強いられました。
秋以降はワクチン接種が進み、感染者が減少し緊急事態宣言が解除されるなど、わずかながら明るい兆しが見えましたが、その一方で、原材料コストや物流費の上昇を理由として、印刷用紙をはじめとする印刷関連諸資材の価格改定が相次いで発表されるなど、中小印刷業界のみならず産業界全体において今しばらくは厳しい環境への対応を求められる年となりました。
このような状況の中、全印工連では生産性向上と高付加価値化を目指すDX事業について、組合員同士の生産連携を図るためのDXプラットフォームシステム「DX―PLAT」の全国9地区におけるトライアルの実施、本格稼働に向けた具体的な制度設計の取り組み、各メーカーデバイスとのインターフェイス構築、システム改修とファシリティの整備など、着実な歩みを進めました。
また、国際公約となった2050年カーボンニュートラルへ向けて、印刷産業全体のイメージアップを図り、併せて組合員各社の経営改善に資することを目的とする再生可能エネルギー事業への取り組みを決定するなど、新しい事業にも着手しました。
このほか、幸せな働き方改革事業、環境労務対策、各種共済制度の加入促進、動画教育サイト「印カレ~全印工連の学んで得するTV~」の運営、CSR普及活動、官公需対策、事業承継支援など、共通の経営課題解決に努めて参りました。
日々目まぐるしく変化する経営環境のもとではありますが、全印工連では今が好機と捉え、これまでの枠を超えたさまざまな角度と視点から新しいネットワークの構築と価値の創造を目指して諸事業を進めて参ります。
しなやかで、そして力強い全印工連であり続けるために、本年も各都道府県印刷工業組合ならびに全国の組合員企業の皆様のご理解とお力添えを心よりお願い申し上げます。
本年が皆様にとって明るい希望に満ちた素晴らし1年となりますよう祈念致しまして、年頭のご挨拶と致します。

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