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【日印産連10団体リーダーが示す2022年の抱負】一般社団法人日本グラフィックサービス工業会・中村耀会長

一般社団法人日本グラフィックサービス工業会
会長 中村 耀

新年おめでとうございます。年頭に当たり、一言ご挨拶申し上げます。
昨年は引き続き新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受ける1年となりました。8月には、新規感染者が最多を記録し、日本全体で経済活動が停滞した結果、昨年11月に発表された第3四半期国内総生産は前期比年率換算でマイナス3・0%と市場の予想を上回る落ち込みとなりました。
そのような中、10月末の衆議院選挙で岸田内閣が発足しました。経済対策として打ち出す過去最高の55・7兆円におよぶ財政支出が功を奏し、岸田首相が掲げる新しい資本主義がどのように実現されるのか私たちは注意深く見定めていかなければなりません。
中小印刷業界は、相次ぐイベントの中止や観光の自粛による仕事減に加え、世界的な原油価格、原材料費の高騰を受けインキやCTP、用紙などの資材値上げが利益を圧迫しています。
この苦境を乗り越えるには、「創造力」と「想像力」を活かした変革を実行に移すしかありません。今、ウィズコロナ、ニューノーマルに向けた堅実な体力づくりが求められるところです。
こうした中、ジャグラは昨年11月に2年ぶりにリアルで全国協議会を開催し、やはり直接顔を合わせてコミュニケーションを取る大切さを再確認することができました。このままコロナ感染が抑制されれば、6月に3年ぶりとなるジャグラ文化典が愛知で開催されることになります。
「強いジャグラ」は会員同士の交流が原動力です。直接会員が集い、刺激を与え合うことで、この苦境を乗り越える活力を得る場になればと期待しています。
昨年11月以降、イベント等が少しずつ増え、停滞していた仕事の流れが急激に動き出していますが、先行きはまだ不透明です。急な環境の変化に心と体のバランスを崩さないよう、ゆっくりでも良いので前に進んで参りましょう。
最後になりますが、皆様のご隆盛とご多幸を祈念しまして、新年のご挨拶と致します。

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