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【日印産連10団体リーダーが示す2022年の抱負】全日本シール印刷協同組合連合会・田中祐会長

全日本シール印刷協同組合連合会
会長 田中 祐

新年明けましておめでとうございます。旧年中は当連合会に格別なるご支援、ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。令和4年の年頭に当たりご挨拶を申し上げます。
昨年もコロナに始まり、コロナに終わる1年でした。新たな変異株が出現して感染拡大・縮小を繰り返す中でも、「ワクチン接種」「PCR検査」の奨励で夏をピークに感染者数は徐々に低下し、新しい生活様式が徐々に確立されていきました。
「新しい生活様式」では、「テレワークの実践」「ソーシャルディスタンスの確保」「3密を防ぐ対応で時差出勤・時短勤務の実践」等により、結果的に政府が提唱する「働き方改革」を加速するといった一面もありました。
当連合会では「第63回年次大会・金沢大会」の中止など苦渋の決断を迫られましたが、毎年実施している「シールラベルコンテスト」だけは、全国のオペレーターの技術向上や頑張っている姿を示す機会と捉えて実践致しました。幸いにも例年と遜色ない作品応募があり「経済産業大臣賞」以下の各賞が選出され、賞状・トロフィーなどの進呈が執り行われました。
コロナ禍によって諸活動が大幅に制限されましたが、一方でテレワーク・リモートワークの実践とともに急速に普及したZoomやTeamsのようなオンライン会議ツールを活用することで、私たちは新たなコミュニケーション手段を獲得し、地理的・時間的制約から解放され、首都圏に集中せざるを得なかった当連合会の諸活動も新たな可能性が生まれました。
もちろん、一堂に会してFace to Faceでコミュニケーションをとることも重要であり、お互いの信頼関係を築く上でも最も大切なことですので、これらを上手く併用した「ハイブリッドな組合活動」を確立して参りたいと思います。
さて、アフターコロナと捉えた令和4年においては、当連合会は次の2つをポイントとして活動していきたいと思います。
ひとつ目は「SDGs」への対応です。すでに企業は、「人権問題」「環境問題」などの広く社会的な課題への取り組み姿勢によって、社会から選別される立場にあり、サプライチェーン全体でこのような対応が求められています。
印刷業界も今後は「GP認定」が通行手形のようになっていくのではないかと考えており、当連合会では一層の取得推進に注力したいと思います。
ふたつ目は「セールスとマーケティング分野でのデジタルシフトへの対応」です。「オンラインでの商談やプレゼン」をする機会は今後ますます増えていき、上手く対応出来ない会社はいずれ淘汰されていくでしょう。
また、マーケティング関連では今までの「受託製造型のビジネスモデル」ではなく、もっと積極的に顧客開拓に乗り出す姿勢が必要と考えています。組合員各社がこのような時代に乗り遅れることがないよう、積極的な情報発信を行っていきます。
本年も、「第64回年次大会・IGAS大会」「第32回シールラベルコンテスト」「第7回技術優良工場認定制度」等を実施しながら全国の会員の再結束が図れるような活動を引き続き行い、全国のアウトサイダーもこれらの活動に再度関心を持っていただき、形にとらわれずどんな形でも良いので再び組合の活動に参加していただければ幸いと願い、「組織の強化」にも尽力して参りたいと思います。
この先もまだ、何が起こるか分からない、何が起こってもおかしくない、不透明な時代が続くことでしょう。このような時こそ、私たちリーダーは慌てず、騒がず、さらにその先の時代を見据えて冷静に舵取りをすることが求められています。
最後になりましたが、皆様方のご繁栄とご健勝を祈念致しまして新年のご挨拶とさせていただきます。

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