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【日印産連10団体リーダーが示す2022年の抱負】全日本スクリーン・デジタル印刷協同組合連合会・内藤正和会長

全日本スクリーン・デジタル印刷協同組合連合会
会長 内藤 正和

新年おめでとうございます。
日ごろより全日本スクリーン・デジタル印刷協同組合連合会に対して多大なるご支援ご協力を賜り厚く御礼を申し上げます。本年も引き続いてのご愛顧をよろしくお願い申し上げます。
この2年間は新型コロナウイルス感染によって世界中が掻き回され、生活環境・産業・経済活動に多大な影響を及ぼしました。スクリーン・デジタル印刷業界でも受注減、中止、延期の中、生き残りをかけて皆さん必死になって活動を続けています。
国の助成金も多々出ていますが、現実に即したスピード感が感じられず資金繰り等では苦労をしています。行政もコロナ禍により状況が急変する中で大変だとは思いますが、今年は遅滞なくしっかりとした対応をしていただきたいと願います。
コロナワクチン接種も多くの皆さんに行き渡り、昨年末には感染者数が減少気味になりましたが、1月に入って第6波が来るだろうとの予想もあり、まだまだ油断ができない状態です。
このような状況下、連合会事業もなかなか実行することができず、ゴーサインを出すには判断が難しいのが現状であります。
特に、昨年5月に予定をしていた神奈川組合担当による全国大会並びに連合会設立50周年の記念式典は延期という結果になってしまい、神奈川組合の皆様には大変申し訳なく思っています。
今年に関してもコロナ感染者が減少したといっても大人数での集まりには慎重を期すとの考えは同じであります。安全安心にどのように開催したら良いか、大会および式典の担当者並びに幹事の皆さんも頭を痛めつつ頻繁に会議を開いています。
連合会ショールームの本格オープンが延び延びになっていることも遺憾に感じています。
そんな中でも冊子゜スクリーン印刷作業マニュアル」が予定通り昨年に発刊されて、多方面から問い合わせおよび引き合いの話が来ています。スクリーン印刷を啓蒙するという趣旨ではとても嬉しく感じ今年はさらに期待したいです。
このような厳しいコロナ禍でもアフターコロナを見据えての動きが活発に行われています。
機関誌「スクリーン・デジタル印刷界」で紹介した若手経営者によるオンライン座談会では、活発な意見交換が行われて参加者の多くから、現状・今後と創意工夫をしながらコロナ後を模索したポジティブな意見が多く出ていました。
日本印刷産業連合会でも、同じようにアフターコロナプロジェクト座談会が開催されて、地域に根差した印刷環境づくりなど、独特の取り組みが多くの会員から聞こえていて、大変参考になりました。
そうした中で「スクリーン・デジタル印刷は紙以外の製品に対応ができて、多種多様なモノづくりが可能で今後ともに有望な印刷方法である」、このような発言が他の印刷団体の方から出ていました。同時に「スクリーン・デジタル印刷は大変なポテンシャルを持っている」、こんな言葉を多くの人たちから聞かされています。
コロナ禍という非常事態ではありますが、逆にこのような時期だからこそポテンシャルを現実に落とし込んで仕事に反映させていけたらと考えます。
大リーグでの大谷翔平選手の大活躍は勇気と希望と元気、そして喜びをもたらしてくれました。コロナで沈んでいる経済・社会を明るく輝く光で照らし、私たちに励ましを与えてくれたと感じています。
ネガティブにならず大谷選手のように「努力は必ず報われる」と信じて、今年1年をポジティブに考え進んで高収益を上げようではありませんか。
今年も皆さんが健康で平和に大活躍できる1年になることを心より願っています。

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