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【日印産連10団体リーダーが示す2022年の抱負】全日本光沢化工紙協同組合連合会・堀知文会長

全日本光沢化工紙協同組合連合会
会長 堀 知文
皆様、あけましておめでとうございます。気持ちも新たに2022年を迎えられたことと存じます。
2021年は、新型コロナウイルスの猛威が世界中に蔓延し、これまでの日常が一変して、ウイルスと共生してゆく社会の在り方が問われた1年でした。
世界経済が厳しい状況に直面した中、印刷関連業界も多大な影響を受けました。世界中に拡大した新型コロナウイルス感染によりオリンピック・パラリンピックが1年延期され、それによって日本国内の生産や流通全てにわたって事業環境が急激に変化した年でした。
急速に感染が拡大する中でBCPの構築を重視した対策を速やかに進めることが求められ、テレワークにより営業活動は劇的に変わりました。新型コロナに効くワクチンの接種は全国民の約8割にまで進み、今のところ抑えられているように見えます。しかしまだまだ引き続き、新型コロナ感染症について充分な対策を続けることを忘れてはなりません。
2022年の年頭に当たり私は「Resilience(回復)」という言葉を掲げたいと思います。多大なダメージを受けた事業を復旧・回復させることが、希望を持ち前向きに進むことの第一歩であると思います。
これは事業再構築に通じる意味があります。イベントや旅行、外食の自粛などで大打撃を受けたクライアント。その一方で、リモートワーク、DXによって芽生えた新たな需要(巣篭もり需要)と見込客。この2年で印刷物の発注主や内容は大きく変化し、まさに仕事内容が一新しました。
われわれ委託加工業社にとって既存の顧客の事業回復が待たれますが、新需要への対応や新顧客の獲得も望まれています。デジタル化への対応やSDGs環境対策、BCP危機管理など、われわれが直面している課題は山ほどありますが、2022年は受身体質からの脱却が求められる年となるでしょう。
脱却と言ってもいきなり自ら新規事業を行うということではありません。近隣業種との業務提携等による新サービスの提供や、自社の価値、経営ビジョンを再構築(独自性)&見出すことで社員の意識改革を図る(体質変化)必要があるでしょう。当組合は日本印刷産業連合会の一員として10団体の皆様とさらに連携を深め、印刷業界・そして当組合会員の皆様のResilience(回復)に尽力して参ります。
こうして組合事業を継続できますことは、ひとえに皆様のご支援によるおかげであり、改めて御礼申し上げます。当組合員一丸となって全力を尽くして参ります。皆様にとって今年1年が素晴らしい年となりますよう、心から祈念致します。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

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