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【2022年 年頭所感】近畿印刷産業機材協同組合・木田庄一郎理事長

近畿印刷産業機材協同組合
理事長 木田 庄一郎

あけましておめでとうございます。
さて、昨年の日本国内は、年明けの1月7日に東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県の首都圏1都3県に特別措置法に基づく2回目の緊急事態宣言が出され、続いて13日には大阪府、愛知県、福岡県等7府県がそれに追加され、その後は解除をはさみながら3回目、4回目の緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の発令など、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策に振り回された1年であったと言えます。
また、世界的に見ても一時収まりかけていた米国や欧州でも新型コロナウイルス感染症の再拡大が起き、封じ込めに成功していると言われていた隣国韓国やシンガポールなどアジア諸国も爆発的に再流行が起きています。新型コロナウイルス感染症拡大防止の決め手は、全世界的なワクチン接種に加え早期の飲み薬の登場しかないのではないでしょうか。
経済の面では、ニューヨークダウやS&P500、ナスダックなど米国における株価指数は史上最高値を更新しました。また、日経平均株価も取引時間中としては31年ぶりの高値を付けたこともご記憶に新しいと思います。
各国の新型コロナ感染症による経済落ち込みに対する金融対策が株価を押し上げ、ワクチンや新型コロナ感染症が収まった後の経済再開に対する期待がさらに株価を押し上げているようです。
新型コロナ感染症による混乱が大きいほど余ったお金が株価を高くしているかもしれません。しかし、この株高が実体経済とかけ離れていることは、実際の経済活動の真っただ中にいるわれわれが最もよく知っています。政府には、俗にいう補助金太りが横行する、内部からもバラマキといわれるような政策ではなく、経済的に困窮している家庭や商店、企業が本当に必要としている補助や支援に税金を使っていただき、早急な実体経済の回復を図っていただきたいものです。
今年の干支は、十干が壬(みずのえ)、十二支が寅(とら)の壬寅です。「壬」は妊に通じ、陽気を下に姙(はら)む、生まれるという意味があると言われています。
「寅」は、螾(みみず)に通じ、春の草木が生ずるという意味、演が由来ともいわれ人の前に立つという意味、また同じ読みの延から成長するという意味も持っていると言われています。
この2つの組み合わせである「壬寅」は厳しい冬を越えて、芽吹きはじめ、生まれたものが成長する、新しく立ち上がるというイメージです。
新型コロナウイルス感染症によってもたらされた冬の時代が終わり、新たな成長に踏み出す記念の年にふさわしいと干支ではないかと考えます。
 最後になりましたが、令和4年が皆様方にとりまして良き年となりますよう祈念致しますとともに、本年も当協同組合に対しまして変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げ、年頭のご挨拶と致しま

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