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【2023年・年頭所感】全日本光沢化工紙協同組合連合会・堀知文会長

明けましておめでとうございます。令和5年の新春を迎え、謹んでお慶び申しあげます。
新型コロナ感染状況の先行き見通しは予断を許さないものの、日常生活への回復に向けた動きが加速する中で新年を迎えられたことを皆様と共に喜びたいと思います。
昨年度は世界的には需要と供給の両面でコロナ危機から回復の傾向が見られた一方で、ウクライナ侵攻の長期化による資源価格の高騰で多くの国や地域で一時インフレが深刻な問題となりました。
高インフレと金融引き締めで景気の回復ペースが鈍化してしまいましたが、令和5年度は、コロナの感染拡大による経済社会活動の制限はほぼ解消されていく見込みであり、景気の回復が期待されています。
光沢化工業界においても、これら世界経済の激しい変動の波を受け、数度におよぶフィルム資材価格の値上げに加え、光熱費および燃料費の値上げにより、営業収益に深刻な影響をもたらしました。
政府および印刷業界全体となっての価格転嫁の動きが後押しとなって一部では価格改定が進んだものの、賃金アップにまでおよぶには難しく、依然として苦しい経営状況にあります。
印刷業界は、デジタル化に伴う紙の印刷需要の低下、次世代人材確保の難しさ、環境対策への取り組みなど、大きな変革に迫られています。
今年度は、SDGSへの対応、カーボンニュートラルへの取り組み、そしてESG経営(環境・社会・遵法)への取り組みが求められるでしょう。
そしてトータルソリューションを提供する新たな付加価値提案が必要となってくるでしょう。
当組合としても今年度は引き続きSDGSおよびリサイクルの促進など環境対策に注力して参ります。
今年も高品質加工のご提供、新企画・商品のご提案等、お客様にご満足を頂けるよう精一杯務めて参ります。
光沢化工業界への引き続きのご支援、ご協力をお願い申し上げます。
令和5年が皆様にとって進化の1年となりますよう、心よりお祈り申し上げ新年にあたっての挨拶と致します。

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