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【2023年・年頭所感】兵庫県印刷工業組合・武部健也理事長

新年明けましておめでとうございます。
令和5年、新しい年が始まりました。皆様方には、健やかな新年を迎えられたこととお喜び申し上げます。
また、日頃より兵庫県印刷工業組合の運営並びに事業活動にご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。
さて、ここ3年間にわたって世界で猛威を振るってきた新型コロナウイルス感染症は、ワクチン効果や集団免疫取得により一時期の厳しい状況ではないものの未だ終息に至らず、Withコロナで社会・経済活動が動いているのが現状です。
さらに、ロシア共和国のウクライナ侵略を発端とした食料やエネルギー危機は、世界的なインフレを引き起こすとともに急激な円安もあって、内需中心の印刷業界は資材等のコスト増で厳しい経営環境に直面しています。
このような中にあって、私たち兵庫県印刷工業組合は、昨年11月2日の神戸新聞・朝刊に15段カラー(全面)広告を出稿致しました。
これは、これからも社会になくてはならない業界であり続けるために挑戦し続けるわれわれ印刷業界のイメージアップおよび紙面に掲載している「情報のその先へ。印刷新時代」「CHANGE×CHALLENGE」の気概を組合員各自が心に刻むことを目的としたものです。
本年の組合の幕開けは、この精神から始まり、より良い年に向かって進むことを祈念するものです。
 ところで、新型コロナウイルス感染症の拡大により事業環境が変化し、それに対応したデジタル技術の進歩により、生活様式やビジネスモデルが大きく変貌したのはご存じの通りです。この変化のスピードは、今後も速まることはあっても止まることはありません。
 このことから、本年の重要課題として、組合員の方々にデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデル、業務、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立していただく「デジタルトランスフォーメーション(DX)」の支援事業に取り組みます。
 具体的には、昨年に兵庫労働局から助成金を得て構築した、組合ホームページ上での組合員が保有する設備情報を検索できるシステムの活用推進です。これにより、組合員同士の円滑な受発注を実現させる生産協調体制を目指します。
さらには、全印工連のDX推進事業との連携による啓蒙や事例のセミナーおよび企業見学会などの開催です。
このことにより、組合に「CHANGE×CHALLENGE」の風を呼び込みたいと考えております。
結びに、本年も兵庫県印刷工業組合へのご支援をお願い申し上げますとともに、皆様方にとって明るく素晴らしい1年になることを祈念致しまして、年頭のごあいさつとさせていただきます。

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