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JAGAT・DTPエキスパート認証試験の実技課題をPDF/X-4に移行

 公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT、塚田司郎会長)は1 月27 日、同協会DTPエキスパート認証制度の試験方式を一部改定することを発表し
した。
 DTPエキスパート認証制度は、「よいコミュニケーションとよい印刷物」のための知識・技能を習得したことを認証する制度であり、1994年以来、56回の試験を実施されてきた。これまでに50,000人以上が受験し、延べ合格者数は23,000人を超えており、国内の印刷業界におけるスタンダードな学習カリキュラムと言える。
 この試験は、学科(択一式)試験だけの「DTPエキスパート」と実技課題を伴う「DTPエキスパート・マイ スター」の2種類から構成されている。
 このほど、「DTPエキスパート・マイスター」の実技課題の提出方式を変更し、[PDF/X-4]に限定することを発表した。
 2017年3月の第47期試験まで、課題提出方法を[PDF/X-1a]に限定していたが2017年8月の第48期試験より[PDF/X-1aとPDF/X-4のどちらか]に変更し、国内の印刷業界で利用の多いPDF/X-1aと、より制約が少ないPDF/X-4を併用することとなった。
 現在では、Adobe PDF Print Engineを搭載した最新のワークフローRIP(印刷データ変換装置)が普及したことで、「透明効果」を保持したPDF/X-4データを扱うことができ、トラブルの少ないワークフローが確立した。このような状況を踏まえて、実技課題の形式を[PDF/X-4]に限定することとなった
 なお、この変更は、3月13日(日)に実施される第57期試験より適用される。

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