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【JP2023・印刷DX展】ペーパル

株式会社ペーパルでは、自社開発したフードロスペーパーの各種製品を「JP2023・印刷DX展」で披露する。

フードロスペーパーは、廃棄される素材を使って価値ある紙に変換された素材。さまざまな再生素材と組み合わせることができるため、ニーズに合わせた開発が可能となり、企業や自治体のSDGs活動を紙素材使って応援するものとして注目を集めている。

また、一部銘柄で売り上げの一部をフードバンクに寄付することによりフードバンク削減を目指している。3種類の銘柄を在庫して小ロットから販売し、その他の素材の抄造も請け負っている。

■kome―kami

食べられなくなったお米を活用してできた紙素材。食用に適さない古米、備蓄用に使われていたアルファ米で廃棄されてしまうもの、メーカーなどで発生する破砕米、一般家庭や流通段階で食用では使えなくなってしまったお米などを活用し、紙素材にアップサイクルする。

江戸時代までお米を紙に使った文化があったが、kome―kamiはその文化を受け継いでいる。日本のもったいない文化を知ることで行動変容につなげ、フードバンクに売り上げの1%を寄付することでフードロス削減を応援する。

■vegi―kami にんじん

vegi―kamiシリーズは、フードロスペーパーの新しいシリーズ。野菜や果物などを加工する過程でどうしても出てしまう、皮など廃棄される部分を活用している。

ただ野菜を使うだけでなく、あえて質感を残してパルプと混ぜることで、紙の表面に素材の持つ色・質感があらわれる。野菜や果物が活かされた表情ある新素材であり、それがvegi―kami(ベジカミ)シリーズとなる。

第1弾として、にんじんの廃棄部分を使ったvegi―kamiにんじんを発売。フードバンクに売り上げの1%を寄付することでフードロス削減を応援する。

■クラフトビールペーパー

クラフトビールペーパーは、クラフトビールを醸造する過程で出るモルト粕を紙に混ぜ込んで作られたクラフト紙。モルト粕は、ひと月の醸造で何トンも出る場合もあり、そのほとんどが廃棄となっている。廃棄となるものを価値ある紙製品に変えていく、アップサイクルを実現させていくことを目指す。

このほかにも、「JP2023・印刷DX展」に合わせて新発表する素材も用意している。

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