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大栗紙工・廃棄米を活用した紙素材「kome-kami」を使用した「Sustainable Pad」を1月28日に販売開始

未来のために資源を循環させる新ブランド「MAARU」の第一弾となる商品
フードロスなど社会課題に関心を持ってもらうきっかけに

 

昭和5年創業、年間2千万冊以上のノートを製造する大栗紙工株式会社(大阪市生野区、大栗康英社長)は、未来のために資源を循環させる新プロダクトブランド「MAARU(まある)」を立ち上げ、その第1弾となる廃棄米を活用した紙素材「kome-kami(コメカミ)」を使用した中紙を切り取ってメッセージカードとしても使用可能なノートパッド「Sustainable Pad(サステナブルパッド)」を、1月28日から同社オンラインショップおよび取扱店で販売を開始する。

■ノートを通じて社会に貢献

同社では、「長年培ったノートづくりのノウハウを生かして社会に貢献したい」という想いで、発達障害当事者の声を取り入れて開発した「mahora(まほら)ノート」など、2020年からオリジナルノートの販売を始めた。
このほど、「社会課題に関心を持ってもらうきっかけになりたい」という想いから、新プロダクトブランド「MAARU(まある)」を立ち上げた。今後も社会課題や環境問題を考えて作られた紙素材を用いて製品開発を行っていく。

■環境・社会問題をモチーフにした表紙

同社では、フードロス問題への意識を高めるために企業や自治体が災害用に備蓄し、賞味期限が切れたお米を活用した紙素材「kome-kami」を使用し、通常のノートよりも厚い中紙を使用って切り取ってメッセージカードとしても使用できるノートパッドを商品化。表紙には、さまざまな環境・社会問題をモチーフに日常づかいに自然と馴染むモダンなデザインが施され、教育機関や企業などのノベルティに名入れも可能とした。
同製品は、全ページの真ん中が水平に開くため、ノートとして使用する場合ページの端まで書きやすくなっており、スキャンの際も影が出にくく綺麗にスキャンすることができる。
同社が立ち上げた新プロダクトブランド「MAARU」は、地球温暖化などの地球規模の社会課題について多くの方に関心を持ってもらうきっかけづくりとして生まれたブランドであり、テーマは「未来のために資源を循環させる」となっている。
「MAARUの取り組みに共感していただきたい。そして一人ひとりの環境問題への意識が高まり、社会がより良くなる。そんな輝く未来を目指します」と同社は示している。
オンラインショッURLはhttps://www.oguno.jp/

■フードロス
平成27年9月に国際連合で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」で定められている「持続可能な開発目標」(Sustainable Development Goals:SDGs)のターゲットのひとつに、2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の1人当たりの食品廃棄物を半減させることが盛り込まれるなど、国際的な食品ロス削減の機運が近年高まっている。しかし農林水産省によると、日本の令和元年度の食品ロス量推計値は、570万トンと問題になっている。

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